しとど晴天大迷惑。 (ページ5)

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ルフィ「あいつらどこ行ったんだ？」

『さっき別行動になったとこだよ。ルフィこそゾロ達はどこ？』

ルフィ「あいつら迷子なんだ、すぐおれから離れっから。なはは！」

迷子になってるのは貴方ですけど。

ルフィはずっとニコニコしてて胸は高鳴り顔は熱くなっていく。

いつものように振る舞っていられているのか自信がない

ルフィ「Aはこれからどこ行くんだ？」

『！えっと....その、』

一緒にまわりたいな.....

頑張って誘ってみる？

それでゾロに満足げに報告しちゃう？

『ルフィ、あの』

ルフィ「ん？」

『え、と......＿＿』

ルフィ「どうした？」

''一緒にまわらない？''って言えば良いだけなのに。

言葉を発することができない。

心臓の音は鼓膜が破れそうなほど大きくなり、手は汗ばんでいて震えている。冷や汗さえ出てくるのだ。

この意気地なし

『......なんでもない。そういえば、ミサンガ買ったんだ！付けてほしいな』

ルフィ「みさんが？」

『腕につけるやつだよ、ほら』

ルフィには先程買った赤色と黄色で編まれたミサンガをプレゼントした。

ルフィ「おお！カッコいいな、つける」

『.......うん...ありがとう』

体が熱い

ルフィのことを見ると、何故か眩暈がしてくる

『る、ふぃ』

ルフィ「........？A...」

私は無意識にルフィの名前を呼んでいた。

頭と舌が回らない

好きな人といるから、こんなふうになってしまう

ルフィ「お前、熱あるだろ」

『....え？』

ルフィは私のおでこに手を当てて眉間に皺を寄せた。

気がつくと私はお姫様抱っこされていた。

重くないかなそういえば今日香水付けてきたっけ

ぼーっとしていてどうでも良い事しか考えられない

ゾロ「おいルフィ、どこ行ってた」

ゾロの声がする

目の奥はじんじん熱くて、勝手に涙がたまる。

これ、ほんとに熱出てるじゃん

ルフィ「.....A、体あちぃんだ、なにかの病気かも」

ゾロ「船戻るぞ」

ルフィ「当たり前だ」

ルフィは手足を伸ばし、船へ一直線に飛んで向かった。

目が覚めると、医務室のベットに横たわっていた。

ゾロ「....おきたか？」

『.....ゾロ.........ルフィは？』

ゾロ「お前の事心配してて、落ち着きが無ェから追い出した」

起こすかもしれないし、と付け足すゾロ。