#21 ページ1
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ふっと目が覚め
時計を確認すると
09:00。
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やっば！と
勢いよく起き上がった直後
土曜日なのを思い出した。
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「はぁ...何回やるのよこれ...」
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ベッドから起き上がり
歯磨き、洗顔をして
ウォーターサーバーから
水を汲んだ。
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ソファへ腰掛けながら
LINEを開くと
1番上に最後に話した人
照先輩。
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LINEとかの履歴って
残らなければいいのに...
...て、私が消せばいいのよね
消す...
消せない...な
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削除、のスワイプを戻して
結局こうやって中途半端。
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...はぁ
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月曜日...
来ないでほしいな。
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マグカップに注いだ水を飲み干すと
自然と深いため息が出て
休日なのに心が浮かない。
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ﾋﾟｺﾝ
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花菜【おはよ！起きてる？】09:15
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LINEの1番上が花菜に変わって、
起きてるよ、と返信すれば
すぐさま電話がかかってきた。
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花菜「ねえ！ほんとごめん！」
「なにが(笑)」
花菜「昨日！A家まで送ってくれたんでしょ？」
「目黒とね。結局寝てたから今度なにか奢ってね」
花菜「もちろんです」
「てかあんた気持ち悪くないの？」
花菜「なんとか。翔太はやばいと思うけど」
「たしかに」
花菜「目黒、怒ってた...？」
「なんで目黒が怒るのよ(笑)」
花菜「私からご飯誘ったのに迷惑掛けたから」
「むしろ目黒のが心配してたわよ」
花菜「え？」
「花菜の寝顔見ちゃったから怒られないかって」
花菜「あーー！！それは怒る！！」
「ちょっと(笑)」
花菜「はぁでも謝んないとなぁ」
「そうね」
花菜「てかA今日暇？」
「来たいんでしょ」
花菜「...(笑)」
「あんたが考えてることなんて分かるわよー」
花菜「いい？(笑)」
「いいよ」
花菜「やった！なに欲しい？」
「お菓子」
花菜「はいよ〜アセロラは？」
「いる」
花菜「じゃあ13:00くらいに行くね」
「はいはーい」
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電話を切ると
一応人が来るしな...と
ルンバを起動させて
軽く掃除を始めた。
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作者名：yuri | 作成日時：2022年8月31日 14時
