#7 ページ7
.
深澤「A」
「はい」
深澤「来週なんだけど、△△社に営業頼んでもいいか?」
「...」
深澤「嫌か?」
「...行きます」
深澤「悪いな。その日は直帰でいいから」
「はい」
.
深澤先輩から資料を受け取り
席へ戻るとすぐさま花菜と目が合い
“ド ン マ イ”
表情でそう語っていた。
.
.
目黒「A先輩、確認お願いしても大丈夫ですか?」
「あぁうん。どれ?」
目黒「...」
「...?」
.
なかなか渡されない資料に不思議に思い
ちらっと隣の目黒を見ると
私を凝視していた。
.
「っえ、なに」
目黒「...いや」
「うん?」
目黒「大丈夫ですか?」
「なにが?」
目黒「さっき頼まれてた営業、嫌なんですよね」
「...仕事に好きも嫌いも無いでしょ」
目黒「でも山野先輩もなんかおかしかったし」
「全然大丈夫だから」
目黒「...」
.
ギシッと勢いよく立ち上がると
迷わず深澤先輩のデスクへ進む目黒。
.
目黒「深澤さん。少しよろしいですか」
深澤「ん?」
目黒「さっきA先輩に任せてた営業、俺も一緒に行ってきていいですか?」
深澤「っえ」
目黒「この課にも早く慣れたいですし、俺営業苦手なので」
深澤「いいけど...」
目黒「ありがとうございます」
深澤「えらい積極的だな」
目黒「...まぁ」
深澤「じゃあこの機会だしAとも仲深めて来い」
目黒「はい」
.
.
いや...
はいってなによ...
仲深めてこいってなによ...?
.
営業なんて1人のほうが全然楽だし
むしろ目黒とだとちょっと気まづいって...
.
目黒「てことで、俺も行きますね」
「...」
目黒「A先輩?」
「なに気にしてるのか知らないけど大丈夫って言ってるでしょ」
目黒「俺が行きたいだけなので」
「...はぁ」
目黒「困らせちゃってます?」
「...」
花菜「いいじゃんA。私は目黒くんいれば安心」
「花菜」
花菜「(ウィンク)」
「とりあえず...あとで打ち合わせね...」
目黒「お願いします」
花菜「気にしないでね目黒くん。ナイスアシストだった」
目黒「ですよね」
「おい」
目黒「あ、これさっきの資料です」
.
あぁ確認用のやつ...
.
なによ...
どこも修正無いじゃん
.
.
310人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yuri | 作成日時:2022年8月4日 1時