#17 ページ17
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ラウ「あの、Aさんて呼んでもいいですか？」
「いいよ」
目黒「お前初対面から生意気だな」
ラウ「あ、嫌だったら言ってください！」
「全然大丈夫だしなんでそんな悪口言うのよ目黒(笑)」
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深夜のこの時間帯は
車通りも、人通りも全くなくて
独特の空気感。
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ラウ「めめって会社でどんな感じなんですか？」
「う〜ん、異動して間もないから私もまだそんな話してないけど...」
ラウ「やんちゃですか？」
「全然(笑)真面目よ、それと漢気がある感じ」
ラウ「へぇ...！」
目黒「...そうですか？」
「私から見た感じね」
ラウ「あと、イケメンですよね」
目黒「おい」
「(笑)」
ラウ「めめって僕が出会ってきた人の中で1番イケメンなんです」
「あ〜、それはそうかもね」
ラウ「かっこいいし、優しいし」
「お兄ちゃんにベタ惚れなのね」
ラウ「はい！」
「言われてるよ目黒」
目黒「もう慣れてるんで」
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と言いつつ、
横顔が嬉しそうで
微笑ましい。
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「2人はずっと仲良いの？」
ラウ「物心ついた頃にはもう仲良くなってて」
「へぇ...」
目黒「もう身内みたいなもんです」
「良い関係性じゃん」
ラウ「僕もそう思います」
「素直さが眩しいね」
ラウ「僕、Aさん好きなのでまためめと一緒に来てください！」
「あら、かっわいい」
目黒「お前さ、やめろよそういうこと言うの」
ラウ「え？」
「ま〜、目黒がまた私と行きたい思ってくれたらね？」
目黒「2人きりでもいいんですか？」
「えぇ？」
ラウ「いいじゃん！2人で来てください！」
「目黒と2人で何話したらいいのよ〜」
目黒「ちょっと(笑)それは切ないです(笑)」
「ラウールくんとかとはまた違うでしょ？(笑)」
目黒「そりゃまあ...」
ラウ「Aさんとだと緊張する？」
目黒「お前は黙ってろ」
「んふっ(笑)ほんと仲良いね」
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照れてるのか困ってるのか...
襟足を少し乱暴にかく目黒。
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ラウールくんが
さっき言ってた分かりやすいってのは...
こういう部分だろうか...
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どうしたって憎めない感じ...
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目黒「ほらもう着くぞ」
ラウ「早い！もっと話したい！」
目黒「学生は早く帰って寝ろ」
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作者名：yuri | 作成日時：2022年8月4日 1時
