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空いたお皿が目立ち始め
翔太も花菜も
お酒が入りご機嫌で。
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この2人が陽気になると
介抱するのは私しかいない。
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「ね、ちょっと2人とも寝ないでよ」
花菜「ねるわけないでしょこんなところで〜」
渡辺「ねないねない」
目黒「べろべろ(笑)」
「笑ってる場合じゃないよ目黒」
目黒「お、呼び捨てだ」
「呼んでいいって言ったじゃん」
目黒「はい(笑)」
「とりあえずこの人たち外出さないと」
目黒「じゃあ俺会計してくるので、お2人お願いしてもいいですか?あ、お2人の荷物は俺が持ちます」
「っえ!」
目黒「ごめんなさいしんどいとは思うんですけど」
「ちょちょ、あとでしっかり精算させてね!?」
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聞いたのか聞いてないのか
みんなのバッグを持つと
さっさと個室を出ていった。
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まさか後輩の前で
これだけお酒を飲むとは...
呆れるというか
2人らしいっちゃらしいというか...
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ラウ「失礼しま〜...っうわ!お酒の匂いすご!」
「ラウールくん!お皿下げに?」
ラウ「いや、めめに呼ばれて」
「っえ...」
ラウ「僕が2人連れていくので、お姉さん先に行ってください」
「いやいや悪いよこんな酔っ払いたち」
ラウ「でもめめに怒られちゃうので」
「怒られるって(笑)大丈夫よ。私花菜持つから、翔太お願いしてもいいかな?」
ラウ「うーん、分かりました!」
「翔太重いから気を付けて」
ラウ「僕に比べたら全然だと思います!」
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にこにこするラウールくん。
目黒とはまた違った
わんちゃんみがあって
くしゃくしゃ撫でたくなるかわいさ。
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しかし冗談抜きで
2m近くあるんじゃないかと思う身長。
いや、あるよね。
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すらっとした化け物スタイルで
ひょいっと翔太を担ぐと
「じゃあ運んできますね」て。
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「すっご...私も行かないと...」
「花菜!行くよ!起きて!」
花菜「う〜〜ん」
「立って!」
花菜「なんで私はラウちゃんじゃないの〜」
「変な呼び方しないであげてよ」
花菜「ラウちゃ〜ん」
「悪かったわね、もう翔太と行ってるわよ」
花菜「う〜」
「ちょっと!ほんと寝ないで!」
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やっとの思いで外へ連れ出し、
軽く店長さんへ挨拶をして
車へ乗り込んだ。
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作者名:yuri | 作成日時:2022年8月4日 1時