赫き炎刀【煉獄杏寿郎】

episode.20 ページ21

side change



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「…っ…はぁ…」





氷雨少女の呼吸が大分上がっていた。

何故か圧倒的に氷雨少女を狙う鬼の数が多い





「氷雨少女！呼吸を整えるんだ！平気か！」



「…っはい！」





その問いかけに答えるもいっぱいいっぱいのようだった。


なにか胸騒ぎがするのは、気のせいなのだろうか。




その間にも俺たちは鬼を斬っていく





その時、氷雨少女の手が止まっていた。

そちらへ目を向けると1人の少年の姿


…いや違う。それは鬼だった





「…………」





氷雨少女はなにか声を発したようだったが戦闘の最中ではうまく聞き取れなかった。

それを合図に肉を裂くような鈍い音が響き、氷雨少女は地面へと倒れていた




その瞬間


俺の目の前に襲いかかってくる多くの鬼を呼吸を使って一瞬でなぎ払った





「肆ノ型、盛炎のうねり！！」





すると突然用は済んだかのように鬼達は引き始め、すぐに鬼の姿はなくなり

辺りは静けさを取り戻し、血飛沫だけが地面へと残った。






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