俺のそばにいるだけで【煉獄杏寿郎】 (ページ5)

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誘いページ5

Aside
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「うーん。大丈夫そうですねもうそろそろ軽い運動位ならしても平気でしょう。」

師範が任務に出かけた後、私は蝶屋敷にお邪魔していた。しのぶさんに傷の具合を見てもらうためだ。

「本当ですか!?よかった...。ありがとうございます。」

これで師範の手伝いができる。役に立ちたい。そう張り切っているとしのぶさんに「無理はだめですよ」と釘を刺されてしまった。

師範の屋敷に帰る途中に柱の方々と会った。みんな心配して声をかけてくれて良い人たちばかりだなと改めて思った。

「おいそこの地味な怪我人！」

そう声をかけてきたのは音柱の宇髄天元さんだ。..怪我人って地味なのだろうか...？

「どうしたんですか？天元さん。」

「身体は大丈夫なのか？」

「大丈夫です。軽い運動なら出来るくらいにはなりました。」

地味なんて言いつつも心配してくれているらしい。

「じゃあ回復祝いってことで俺がド派手な甘味処にでも連れて行ってやる」

...ド派手な甘味処ってなんだろう。気になるな。でも師範が任務で頑張っているのに私ばかり遊んでいていいのだろうか...私はやんわり断ろうとしたが天元さんは返答を待たずに私の腕を掴みそのまま甘味処へ向かった。