8 お馬鹿さんはどちら(前) 過去編 ページ8
｢おっはよーー!!!!レーン君!!!!!!!!｣
ギョッ｢…!？｣
…目を疑った｡
ハクの顔が､目の前にあったのだ｡
｢……俺動揺させて何か楽しいですか？｣
｢何よー…｡いつもより可愛い服着て来たのにぃ､男の子らしい反応とか無いのー？｣
｢……論外です｣
｢…あ､レン君もしかしてゲi｣
｢ではないので安心してください｣
｢…ツマンネ｣
｢つまんなくて結構ですし､あまり何か言うと行きませんよ｣
｢ごめんごめんごめん!!行こっか？｣
｢…はい｣
｢ねぇねぇー､リン抜きでレンとハク先生どこ行くのー？｣
忘れ物したと言う先生を待って居ると､二つ結びの子供ゆきがキヨテル先生の腕をすり抜けて話かけてきた｡
｢ん？…俺の買い物だよ｡ハクは荷物持ち｡リンはかわいそうだから置いてく｡｣
｢そーなんだー､キヨ先生連れてかないのぉ？｣
｢キヨテルはゆきのなんだろ？｣
｢……キヨはゆきのじゃ無いの…奥さんのなの…うっ…ひっく…｣
どうやら地雷だったようだ｡
｢………キーヨテール先生ー､ゆきがキヨテル先生の奥さんの事で泣き始めましたー…｣
｢レン君､ありがとう!!ゆきちゃん､だから僕はまだ奥さんは居ないって…｣
｢居るもん!!だって右手の薬指に指輪はめてた!!｣
｢日本の結婚指輪は左手の薬指にはめるものだよ､ゆきちゃん!!それにこれは女の子避け用で…｣
｢ゆき…じゃあキヨと結婚出来るの…？｣
｢出来るよ…ていうかゆきちゃん何歳？｣
｢16歳｣
｢え｣
｢責任取って私､歌愛ゆきと結婚しなさいー!!｣
｢ゆきちゃん16歳ー!？｣
と､ちょうど良いタイミングでハクが出て来た｡
｢お待たせ､行こっか……はあ､そろそろ机の物片づけないと…｣
｢……か…い……う……？｣
｢へ？｣
｢……水族館に行く動機は…？｣
俺は､とても動揺していた｡
不思議だった｡
他に先生と二人で水族館なんて､施設内に沢山居るはずだ｡
それなのに､なぜ…｡
俺は正直な所､ハクを｢好き｣でも｢嫌い｣でも無かった｡
普通だ｡
だけど､先生は違う､とでも言うのか？
｢…一番､印象深くて､リンとは雰囲気が違うし､ミスティックな要素があるのかしら…あと､一番好きな子､違うわね､世話の焼ける子…だからかしら…｣
｢…意味､解らない…｣
俺は全く､意味が分からなかった｡
.
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - レンきゅん、やばいかっこいいです。もう本当に萌え死にそうです。キュン死しそうです。レンきゅんは神王子様です〜！それでは！ (2017年1月9日 17時) (
レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - やっぱり１がいいです。R１８は (2017年1月9日 17時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ユ、ユキちゃん、９才のはず……でも途轍もなく頭いいから、１６歳でもオッケーだね。 (2017年1月9日 16時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - レンきゅんかっこいいです。とってもかっこいいです。嬉しいです。 (2016年11月23日 23時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - うーん、やっぱり３かなあＲ18は (2016年11月23日 23時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夕霧 | 作成日時：2013年1月13日 17時
