2 新月 鏡音過去編 ページ2
｢……おい､鏡音レンってよぉ､お前の事か？｣
｢………｣
ヤンキーの群が､俺を訪ねてきた｡
喧嘩を売ってる…と断定はしたくない｡
いくら放課後でも学校近くでの喧嘩は避けたい……｡
｢………いえ､俺は違います｣
｢でも､金髪碧眼で結んでるって昨日ボコられた仲間が言ってたんだけどなぁ？｣
｢…………｣
ちっ……ここはしらばっくれるか…｡
｢……俺は分かりません｡他人の空似では？｣
近くでリトが気付かれない程度に見ている｡
リトに目で合図を送った｡
｢あっれー､喧嘩ぁ？｣
｢リト｡｣
｢なんだよ､テメェは｣
｢俺？コイツの友達〜｡喧嘩するならさぁ､もっと学校から遠い所でやろーよ“ヤンキー”さん｣
と言って､目立たない所へ歩き出す俺とリト｡
正直言って喧嘩は嫌いだ｡
俺は､ただ売られるから買うだけ。
自分から売った事は一度も無い。
路地裏に来た所で、俺とリトは足を止める。
ヤンキー共と俺らはかなり離れて歩いていたから､つるみに見られる問題は無い｡
｢レン､今日の晩飯レンの奢りな｡｣
｢仕方無いな､奢ってやる｡無傷ならな｡｣
｢俺は基本的やらないからな｣
｢ほいほい｡｣
｢｢おら!!チビ達よぉ､俺らとテメェじゃ多勢に無勢だぜ!？勝てるわけねーじゃねーかよ!!仲間の仇､とらせて貰うぜ!!｣｣
｢……あっちがサラリーマンにカツアゲしてたから仕方無くやったのに……｡｣
｢｢問答無用だぜ!!｣｣
一斉に攻撃を仕掛けて来る奴ら｡
………遅い｡
急所も狙わずどこ狙ってんだよ｡
腹と顎に一発｡
後ろから敵｡
腹に入れた蹴りをそのまま後ろに回し蹴り｡
横から来た敵には腹の辺りに熊の手で一発｡
前から敵｡
後ろにある足をそのまま上げて蹴り｡
後ろにも敵がいたので熊の手でそのまんま裏拳｡
……片付いた｡
｢お〜､その小さく華奢な身体のどこにそんな力があるのか!!｣
｢……ただ､ツボをついただけだし……､別に､力がある訳ではない､チビだから急所のツボを突きやすいだけだし｡握力21しか無いし…｡｣
｢…無駄に叩かなくても良いって綺麗だよな｡つー訳で､晩飯奢りな♪｣
｢…………仕方無いな｡はいはい｡｣
.
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桜 - レンきゅん、やばいかっこいいです。もう本当に萌え死にそうです。キュン死しそうです。レンきゅんは神王子様です〜！それでは！ (2017年1月9日 17時) (
レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - やっぱり１がいいです。R１８は (2017年1月9日 17時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ユ、ユキちゃん、９才のはず……でも途轍もなく頭いいから、１６歳でもオッケーだね。 (2017年1月9日 16時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - レンきゅんかっこいいです。とってもかっこいいです。嬉しいです。 (2016年11月23日 23時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - うーん、やっぱり３かなあＲ18は (2016年11月23日 23時) (レス) id: 84010f5448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕霧 | 作成日時：2013年1月13日 17時
