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もう遠くに見えるシアとジウオンニを追って廊下を歩いていると
「Aさん？」
名前を呼ばれて立ち止まる
夢か幻か
そこに立つのはやけにキラキラした色白爽やか野郎
……なぜここにーー！？
IA「さっき…上で収録してたんですけど…終わってテレビ見てたら出演者に名前があったから…ちょっと見に行こうかと思って…」
走ってきたのか若干息が切れている
「…もう、こっちに来たんですか？」
あ、なんか嫌な感じだったかな？
IA「いえ！それはまだなんですけど…こっちの番組にもちょこちょこ呼んでもらってて。けっこう出てると思うんですけど、見てないですか？笑」
「あー、テレビはあんまり…見ないので…すいません…」
IA「そうですよね、Aさんくらい忙しいと！でも良かったです。今日会えるなんて思ってもみなかった…あ、すいません！引き止めちゃって」
あぁそうだ、急がなきゃ！
シアとオンニが階段を降りたのが見える
「じゃあ、これで…」
ペコっとお辞儀をして去ろうとすると
IA「僕も見に行きますよ？笑」
そう言ってキラキラ野郎も歩き出す
そうだった…
IA「僕、春頃にこっちに来る事になったんです！」
ついてくるなよ！
でも目的地が一緒だ…
IA「その時またゆっくりご挨拶させて下さい、この前の約束もあるし…」
約束？
IA「どうしたらそんな風に歌えるのか、教えてくれるんですよね？」
言ったっけかそんなこと？
少しでも距離を空けようと無意識に階段を降りる足が早まる
今きっと眉間の皺がすごい数になってるはずだ
登ってきた人を避けようと顔を上げた時
今度はギラギラが2人現れた
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作者名：OUREN | 作成日時：2021年11月5日 8時
