Boys & Girls 〜現代編〜Chapter 2 (ページ16)

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チョコレートを食べ終えて

JＫ「そう言えば、なんで一緒にいたの？あれはどこから出てきたの？」

と急に『あれ』の話をし出す

「来てくれたからいいや、って言ってなかったっけー？」

JＫ「…A、次は何が食べたい…？」

「うそです…上で収録してたんだって。私達が出るの知って、見に来たって言ってた。」

JＫ「ふーん。…どう思う？あれの事」

「どうって…色が白くて…」

JＫ「白くて？」

「背が高い人…？」

JＫ「ふふっ(笑)それだけ？」

「あとなんかある？」

JＫ「じゃあ俺は？どう思う？」

「……なにそれー」

JＫ「ちゃんと。答えて。」

どうって言われても。
直球どストレート男とか言ったら怒るでしょ？

「…かわいい」

JＫ「えっ！」

「弟みたい…」

JＫ「はぁー！？」

「だったけど…」

JＫ「…けど？」

「今は違う」

JＫ「今は？」

「……わかんない」

JＫ「顔赤いよ？何考えてんのー？」

「もう行くよ？明日寝坊されたら私のせいにされるもんね」

JＫ「えーもうー！？俺明日午後からだからまだ大丈夫だってばー」

「…さっき、寝ないで待ってて寝坊したら私のせいって言ってなかった？午後からなのに？寝坊するんですか？」

JＫ「だって、そうでも言わなきゃ来てくれなかったでしょ！」

開き直った

「私が起きれないのー」

JＫ「ねぇ、ヌナ、また来てくれる？俺も行くけど…やっぱりヌナにも来て欲しい」

そんな顔して言われたら、断れる人なんているんだろうか？

「……さっきの質問の答え、分かった」

JＫ「え？」

「ジョングクは、ズルい男」

JＫ「…なにそれ〜！どこが？正々堂々と勝負するよ俺！」

それも天然もの

「じゃあ…また、ね？」

部屋まで送って行くと言いはるのを丁重にお断りして

エレベーターの前
部屋のドアの隙間から手を振る彼に
声を出さずにおーやーすーみーと言って開いた扉に入る

次行ったら、もっとゆっくりそのお部屋を見てやろう
今日はそんな余裕も時間も無かったし…

そんな事を考えて、すっかり気を抜いていた

廊下の向こう

歩いてきた人とバッチリ目が合って

「あ」

JM「あ」

「…何してんの！？」

JM「…こっちのセリフだ」

………ぶっ笑

「良かったね？」

JM「そりゃあもう。」

「ふふ(笑)。じゃあね、おやすみ」

JM「おー、おやすみ！」

ニヤついてるその顔に
手を振って部屋に戻った