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SI「鬼だ…オンニ達は鬼だ……」


練習の後、シアがうつ伏せに寝っ転がって文句を垂れている



JU「こんなんでへばってたらツアーが心配」


「まだいけるよ、もう1発いく?」


SI「ライブよりキツイよこんなの〜!あーお腹空いた…」




SI「あ、お腹空いたといえば…もうちょっとでバレンタインだよ?オンニ達どうするの?」



「どうするのって…どうするの?」

JU「なんで私に聞くのよ」



SI「さすがに休憩室じゃ作れないよね〜、絶対見つかっちゃうよね〜。けど買うのもなんかなぁ…どうしよう!!」


ムクっと起き上がって考え込むシア。

全然元気じゃん



「ネットで買えば?」


SI「…オンニはなんでそんな適当なの!?あーかわいそうなジョングギオッパ。」


「えっ?」



JU「ワクワクして待ってそう」




……待ってそうー!!

まいったな、全然考えてなかった…



無意識に触れる耳


貰うもの貰っといて、なんにもあげないのはさすがにちょっとあれだよなぁ…




JU「私、もう頼んだけどね。」


SI「えぇ!?ジウオンニ…さすが仕事が早い…チョコだけですか〜?テヒョンイオッパになんかあげるの?」


JU「…あげません。全部同じやつですー。」



バレンタインなんだからチョコだけでよくない?

苦手なんだ、私。
プレゼントとか選べない…
考えれば考えるほど分かんなくなって、結局変なふざけたやつとか選んじゃう




いっそのこと聞いてみる?

どうせあげるなら必要なものの方がいいもんね?

善は急げだ

後で聞いてみよ















【ねぇ、今欲しいものある?】


JK【なぁに?急にー?】


君も高速だね返事


【なんかこう必要な…使うものとか?ない?】


JK【えー、別にないよー。ヌナ明日スタジオー?】


ないの?困るなぁ…


【明日は午後から。ジョングクは?】


JK【俺達午前中からずっといるよ、じゃあ明日会えるかな〜♪】


あら、そうなの?


JK【あ!あった!欲しいもの!1個ある!】


【なになに?】


JK【じゃあ明日教えるね、でも教えたらちょーだいね?】


あんまり高級なのは買えませんよ?


【お値段により】


JK【堅実ー(笑)!大丈夫、タダみたいなもんだから!じゃ明日ねー♡】





バイバーイと手を振るチミーのスタンプを押す


シアがくれたやつ。




タダみたいなもん?

別にちょっとくらい高級でも

できるなら欲しいものをあげたいと思う

奮発する覚悟はできてますよ?

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作者名:OUREN | 作成日時:2021年11月5日 8時

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