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それからのことは
正直あんまり覚えてない
彼は何事もなかったかのように
寒くない？とか部屋戻ってる？と聞いて
大丈夫…と答えた気がする…
JK「じゃあ…反対側から迎えに行って、驚かそっか」
そうして今。
手を繋いで駐車場を歩いてる。
あの時みたいに、ほらって手を差し出す訳でもなく
半ば無理矢理…有無を言わさず私の手を取って彼は歩き出した
今更ながら…
私の耳が正常なら…
聞き間違いじゃなければ……
………彼氏候補…て言った…？
それは…
つまり……
JK「…あ、もう戻ってきたな」
……ひゃ〜！……きゃ〜〜〜！！！
遠くで聞こえるテヒョンの悲鳴。
JK「ここでいっか」
車の陰に隠れてしゃがみ込む手に、引っ張られるようにして隣にしゃがむ
私の思考はたぶんさっきのまま止まっていて
肩が触れるほどの距離の近さに
随分遅れてやって来る緊張感
ちょっと…
落ち着いて考えたいのに… 次々…
ていうか手…
いつまで…
車の後ろの方から2人が戻ってくる道を見ていた彼が急に振り向いて
JK「A、声出しちゃダメだよ。通り過ぎたら後ろから走ってこ」
1本立てた指を唇に当てて悪戯に笑う
少しでも動いたら、もうほっぺがくっつきそうだ…
AN「ビビリのくせに肝試しなんて言うなー！」
TH「わぁっ！！だって〜！虫さえ来なけりゃ勝ってたも〜ん(泣)」
AN「あたしの声にいちいちビビるのやめろ！」
TH「アンの声デカいんだもん〜！」
だんだん近づいてきた2人の声が
駐車場を通り過ぎる
JK「行くよ？」
ゆっくりと離した手を肩に回して引き寄せて、彼はもう一度こっちを向いた
もう近すぎて、顔はおろか首元と向こう側の肩しか見えない
というか動けない…
耳より少し上
髪に触れる唇の感触と
JK「…さっきの……本気だからね」
頭の中に響く声
その瞬間、ポンっと肩を叩かれて
立ち上がった彼につられて静かに走り出す
JK「……わああああああーーーー！！！」
AN.TH「「ギャアアアアアアァァーーーー！！！！」」
叫ぶの忘れた…
…
……
目も口も全開に開いているアンにしがみついた半泣きのテヒョン
「…ふっ、ふふっ(笑)」
JK「あーはっはっはww」
TH「……(泣)」
AN「やったな……」
アンに追いかけられて
近所迷惑な私達は広場まで走った
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renou(プロフ) - hanamiさん» ありがとうございます！本業が忙しくなってきて、書きたいのに書けず悶々としています(^^;;頑張ります！！ (2021年11月22日 15時) (
レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
hanami(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。続き、楽しみにしてます。 (2021年11月21日 0時) (レス) @page36 id: 97ddd4c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - MARIさん» 同じように思って下さってる方がいて、とても嬉しいです！早くくっつけたいのですが、この微妙な距離感を延々と楽しみたい自分もいます(笑)感想頂けるなんて、本当に創作意欲が湧きます！ありがとうございます(〃ω〃)頑張ります！ (2021年11月15日 7時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - お話のテンポ感も文章も読みやすくて最高ですー！キュンキュンするし、自分もこんな青春したかった…と思いながら読んでます（笑）続き楽しみに待ってます✨ (2021年11月14日 20時) (レス) @page31 id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - 巫都さん» わぁーありがとうございます(ToT)キュンキュンして頂けたなんて嬉しすぎます！楽しく読んで頂けるように頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月13日 22時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：OUREN | 作成日時：2021年9月28日 17時
