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しばらくの沈黙
(何が起きた…？こっ、こういう場合はなんて言えば…ありがとう？いや、ありがとうはなんか変？…でもとりあえずなんか言わなきゃ……)
恐る恐る、伏せていた視線を上げてみる
…おや？
まるで叱られた子供のように
今からご主人様が出掛けてしまう時の子犬のように
上目遣いでこちらを見ている彼と目が合う
J K「ごめん…。」
ポツリと呟やく肩がやけに小さく見えて
…さっきの人とは別の方ですか？
その姿になんだか笑えてきてしまう
「どうして謝るの(笑)」
J K「…ビックリ、したでしょ？でも俺やっぱあの人嫌い。Aの事、なんにも分かってない」
「…ありがとう」
J K「ありがとうって…怒ってないの？」
「なんで？追っ払ってくれてスッキリしたよ。」
「確かにちょっと、あー、やっぱりって思ったけど…。でもあの人の軽〜い告白に、軽率な気持ちで答えちゃったのも、私なんだよね…」
「好きになるって、そういうんじゃないんじゃないかなって。知りたくて、近づきたくて。ちょっとの事で悩んだり泣いたり怒ったり…その人も自分と同じ気持ちだったらいいなぁとか考えたりして…」
あれ…
私は誰のこと言ってる？
「たとえその人が自分の事を見てなくても、側に居るだけで優しい気持ちになれるような…？」
J K「なんか、分かる…気がする。」
静かに頷いて聞いてくれていた彼の言葉に胸がザワついた
やっぱりジョングクにも
そんな人がいるのかな…
「っとにかくー！もう終わったの、私ちゃんと前に進めてるよ？2人を見てもなんとも思わなかったのがその証拠！」
一瞬、少し悲しそうな顔をしたけれど
J K「よし、じゃ、電子レンジ買いに行こっか！」
またすぐそんな冗談を言う
「ほんと？さっきのお店に可愛いのあった！笑」
J K「うそですごめんなさい(笑)」
そう言って伸ばした彼の手が、私の手をキュっと掴む
「！？」
J K「なんかさっきより人増えてきたよ。A、迷子になっちゃうから」
振り向いては軽くウインクする
あー…もう…ちょっと…いよいよ本当にヤバい気がするよ
もしかしたら私…
そう思いかけては何度も押し返す2文字が、今にも溢れ出てきてしまいそうだ
ー
予感は確信に変わる
彼女もまた同じように。
・
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renou(プロフ) - hanamiさん» ありがとうございます！本業が忙しくなってきて、書きたいのに書けず悶々としています(^^;;頑張ります！！ (2021年11月22日 15時) (
レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
hanami(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。続き、楽しみにしてます。 (2021年11月21日 0時) (レス) @page36 id: 97ddd4c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - MARIさん» 同じように思って下さってる方がいて、とても嬉しいです！早くくっつけたいのですが、この微妙な距離感を延々と楽しみたい自分もいます(笑)感想頂けるなんて、本当に創作意欲が湧きます！ありがとうございます(〃ω〃)頑張ります！ (2021年11月15日 7時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - お話のテンポ感も文章も読みやすくて最高ですー！キュンキュンするし、自分もこんな青春したかった…と思いながら読んでます（笑）続き楽しみに待ってます✨ (2021年11月14日 20時) (レス) @page31 id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - 巫都さん» わぁーありがとうございます(ToT)キュンキュンして頂けたなんて嬉しすぎます！楽しく読んで頂けるように頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月13日 22時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：OUREN | 作成日時：2021年9月28日 17時
