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宴もたけなわ
だいぶ減ってきたお菓子
テーブルの下にあった袋に手を伸ばして
TH「そろそろ行く？これー♪」
とテヒョンが取り出した花火
もう外はすっかり暗くなっていて
JK「いーねいーね、もう行こうよ」
AN「待ってましたー！」
「やったー！花火ー！！」
花火を持って4人で広場に向かう
テヒョンが近くにお店があるか聞きに行った時、花火ができるかも聞いていたらしく
オーナーさんが、広場のアスファルトでならやってもいいよと言ってくれたみたいで。
「そういうとこ、ほんと抜かりないよねテヒョンって」
TH「策士ですから。計画は綿密にね〜」
AN「…なんかむかつくー」
JK「正反対だね、アンとは。笑」
ろうそくに火をつけて、ポタポタと垂らした蝋にペタっとくっ付けて
アンと一緒に小分けにされた花火を次々取り出す
AN「これは最後だね」
「さすが。分かってらっしゃる」
AN「計画は綿密にね？笑」
そう言って笑って、袋を開けずにとっておいたのは線香花火
取り出した側から花火を取って
TH「来るぞ…来るぞー！」
JK「こっち向けるなよ！」
と並んで花火を火に近づける2人
AN「策士っていうか、自分がやりたいだけじゃん？」
なんとも微笑ましいその光景に、2人で笑った
さっきまでのオレンジとはうって変わって
空は深く
濃い藍色
一瞬で消えていく、でも途切れる事ない花火の光が
よく映えてとっても綺麗
両手に花火を持って動き回るテヒョン
両手に花火を持って追いかけるジョングク
TH「助けて〜！」
AN「こっち来るな〜！」
「ちょっと！アンもこっち来ないでよ〜！」
逃げる私達
もはや花火など誰も見てない鬼ごっこ
そんな事してれば2袋あった花火は一瞬でなくなって。
JK「…もう最後？」
TH「もっと買ってくりゃ良かった」
「一瞬だったね…」
AN「儚いのが花火なんだよ！ほら、最後にとっておき！」
寄せておいた線香花火を取り出す
TH「…切ない……」
AN「まだやってないけど？」
「夏も終わりって感じするね…」
JK「いい？つけても」
ジョングクが火をつけたのを皮切りに、みんな順番に火をつけて
静かに見つめるその光
パチパチと乾いた音を立てて
4つの小さな火花が
たくさん
咲いては消える
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renou(プロフ) - hanamiさん» ありがとうございます！本業が忙しくなってきて、書きたいのに書けず悶々としています(^^;;頑張ります！！ (2021年11月22日 15時) (
レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
hanami(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。続き、楽しみにしてます。 (2021年11月21日 0時) (レス) @page36 id: 97ddd4c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - MARIさん» 同じように思って下さってる方がいて、とても嬉しいです！早くくっつけたいのですが、この微妙な距離感を延々と楽しみたい自分もいます(笑)感想頂けるなんて、本当に創作意欲が湧きます！ありがとうございます(〃ω〃)頑張ります！ (2021年11月15日 7時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - お話のテンポ感も文章も読みやすくて最高ですー！キュンキュンするし、自分もこんな青春したかった…と思いながら読んでます（笑）続き楽しみに待ってます✨ (2021年11月14日 20時) (レス) @page31 id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - 巫都さん» わぁーありがとうございます(ToT)キュンキュンして頂けたなんて嬉しすぎます！楽しく読んで頂けるように頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月13日 22時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：OUREN | 作成日時：2021年9月28日 17時
