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そんなわけで今日も撮影が始まる
今日は文理対決でダルゴナコーヒーとやらを作るらしい
私はまぁ一応作り方くらいはわかるのだが…
て｢はい、文系チームでーす｣
て｢としみつさん、ダルゴナコーヒー知ってますか？｣
と｢あれでしょ？女子が作ってインスタ載せてるやつ｣
ゆ｢あれ何が入ってんだろね｣
て｢まぁとりあえず、何となくクリームとか入れそうじゃないですか｣
と｢うぉーある、それ絶対ある｣
やっぱりな、とりあえず文系チームは一旦放置
続いて、
虫｢理系チームです｣
し｢はーい｣
虫｢ダルゴナって、何？って話なんですよ｣
し｢まぁたしかに聞いたことないね｣
虫｢なんだと思います？｣
し｢うーん…｣
それしばゆーに聞いちゃうの…？
恐ろしくなって、そっといくとに撮影を変わってもらう
私とりょうくんは作り方を知ってるので審査員役
り｢理系珍しくヤバいねアレ｣
｢しばゆーって時点でダメなんだよ｣
り｢まぁたしかにそれはある｣
暇になってしまったので、控え室で待機
り｢ねぇ、A｣
｢ん、ってちょ、｣
気がつくとりょうくんに後ろから抱きつかれている姿勢
｢どしたの、｣
り｢Aってさ、誰が好きなの｣
｢へ、｣
り｢いるんでしょ、好きな人、誰？｣
低い声に思わず胸がドキドキする
｢い、いないもん｣
り｢んー？俺に嘘ついていいのかなー｣
そういって抱きしめ直す
り｢ねぇ、誰？｣
｢…それりょうくんに言っちゃダメじゃない？｣
り｢ん？なんで？｣
なんとも余裕そうな雰囲気で返してくる
り｢Aがその人のこと好きでも、振り向かせるしかなくない？｣
｢もー、バカイタリアじゃん｣
り｢もうそれやめてってー｣
すると急に向かい合わせにさせられる
り｢で、誰？｣
真剣な眼差しに思わず、
｢てっちゃん、｣
り｢はぁ、やっぱなぁ｣
｢へ？｣
り｢何となくそう思ったんだよなぁ｣
｢え、顔に出てた！？え！？｣
り｢バレバレだよ、｣
そういって、髪を撫でる
｢…りょうくん嫌じゃないの｣
り｢ん？何が？｣
｢だって、目の前の女は自分じゃない男が好きって言ってんだよ？｣
り｢いいじゃん、燃えるよそういうの｣
「もーー！！！ほんとにこのバカ！！！モテ男！！｣
り｢うるさいでーす｣
なんていってほっぺをぐにぐに
こんなの前もあったなぁ
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作者名：矢橋 | 作成日時：2020年6月2日 19時
