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としみつside
昨日はほんとにとんでもない1日だった
てつやからのLINEで血の気が引いた
轢かれたって何それ、意味わからん
それになんでてつやが知ってるのかもイマイチ納得いってなかった
その後病院で、聞いたら更に腹が立った
なんでいちいちそうやってAが傷つくようなことばっかりするのか
でも、Aは傷ついた素振りも見せなくて
あぁ、こいつってこんなに強かったかなんて思ったりもした
結局、最後はてつやが送って言っちゃったからせめて今日は朝から一緒にいたかった
と｢頭どんなん？｣
｢もう、何回聞くの！大丈夫だって｣
そうやって言うけど、お前昨日車にはね飛ばされてんだからな
と｢バカ、心配させろ｣
｢もー、ほんとに親父って感じ｣
と｢何それ！？そんなおっさん臭い！？｣
｢いや、なんか情に厚いタイプのお父さんって言いたかったんだけど、親父ってなった｣
と｢あぁ、そういうこと？｣
｢そうそう｣
なんて他愛もない会話、
違う、俺が聞きたいのは
｢ねぇ、としみつ｣
と｢ん？｣
｢今日ご飯行きたい、夜空いてる？｣
と｢…空いてる｣
｢いぇーい！じゃあきまりねー！｣
と｢他誰呼ぶの？｣
｢え、2人で｣
なら、その時に話聞いてみるでもいいかな
てつやの事どう思ってんのか
だって、日曜に2人でお出かけなんてちょっと脈アリそうで怖いし
ましてや、轢かれた時ワンピース着てたなんて言うから、びっくり
俺らといる時はほとんどそういう女の人、みたいなの着ないから
｢としみつ、顔死んでる｣
と｢あぁ、すまん｣
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作者名：矢橋 | 作成日時：2020年6月2日 19時
