95 ページ1
あ｢で、行くの？デート｣
｢なんか、誘われたしまぁねー｣
あ｢えー！！！もうやっと付き合うじゃんー｣
｢いや別に付き合うとは言ってないから…、？｣
あ｢もー！！つべこべ言わずに行ってこい！！｣
｢ふぁーい｣
なんとかこの楽しみにしてるのがバレないようにあえて素っ気なくしておく
みんなでご飯も食べ終わった後、
し｢うわぁー、にしてもあのてつやとAがなぁ、｣
｢もー、まだ言うのー？｣
し｢そりゃそうよ！！高校時代からの友達二人が恋人になろうとしてんだよ！？しかも今同じYouTuber！！｣
｢まぁたしかに…？｣
し｢まぁ、俺は正直りょうとくっつくと思ってたけどなー｣
｢それほんとよく言われるけどなんで？｣
し｢え、逆になんで！？｣
｢え、いやただの友達だと思ってるから私の中では…｣
し｢あのりょうをただの友達、こっわ｣
｢怖くないから〜！｣
し｢まぁ、今だから言うけどりょうくん、ほんとにAのことずっと好きだったんだよ？｣
｢え、そうなの、｣
し｢もう高校入って1ヶ月くらいしてからずっとAのこと気になってたらしいよ？やばすぎでしょ｣
｢は、はぇ！？｣
し｢それなのに、としみつのこと好きだったって知っても何しても絶対傷ついた素振りなんて見せなかったんだから｣
｢そ、そうなんだ｣
そんな前から、ずっと…？
もし自分がりょうくんの立場だったら、と考えると何だかすごく申し訳ないような気持ちになった
し｢ま、最後に決めるのはAだし、いいんじゃん？結局自分が好きかどうかだって｣
｢そ、うだよね｣
ごめん、りょうくん
あ｢あ、A！雨降ってきたよ！｣
｢え！？あ、洗濯物！！｣
とりあえずダッシュで家に帰る
こういう時にも家が近くてよかったな、なんて思う
りょうくん、私どれだけあなたを傷つけてたんだろう
なんで私の恋愛を応援なんてしてくれたの
人が良すぎるよ、ほんとに
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 396人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：矢橋 | 作成日時：2020年6月2日 19時
