６話 ページ7
(Noside)
２人で仲良く炒飯を食べていたら、
仕事疲れたー、と言って、こちらも父母仲良く２人で帰ってきた。
「あら、Aちゃん来てたの！」
「今日は久しぶりにうちに泊まるかい？」
外向的な嫁に内向的な夫。
その子供は母親似であることがわかる。
「んーん。教科書とか、お家だから今日は帰ります！」
「あら残念。ね、勝己。」
「なんで俺にふるんだよ！」
「わかってるくせに〜。」
プププ、と笑いながら頬をツンツンされ、
キレ症の勝己が無視できるわけもなく、いつもどおり怒る。
それを微笑ましく眺めている父と猫宮。
きっとこんな光景、1−Aの誰にも想像がつかないだろう。
「はぁー。勝己、Aちゃん送ってあげなさい。」
「当たり前だろうがボケ！」
暴言を吐きながらも、家まで送るのは当たり前、という発言からも、
根の優しさや、というより、やはり猫宮にはとびきり甘いことが伺える。
もちろん、根が優しいことには変わりないのだろうが。
「オラ、荷物かせ。」
「自分で持てるよ？」
「いーから、はよかせ。」
紳士的な行動も、言葉遣いのせいで乱暴に見える。
それでも猫宮は嬉しそうにいつもと同じように笑っていた。
「勝己は昔から優しいねぇ。」
「............別に、優しくねぇ。」
照れたのか、耳が赤い。
猫宮はそのこと気づいてか、もしくは気づいていないのか、
鼻歌を歌いながら、スキップでもするように並んで歩いた。
「わぁ、みてみて、勝己！
今日は満月だよ！
お月様が綺麗！」
「............そうだな。」
子供のように月を見ていた猫宮が、
キョトンとした目で爆豪をみた。
「.........なんだよ。」
「満月ぐらいなんどもみたことあるだろ！って言うと思った！」
幼馴染みだからか、妙に似た爆豪のモノマネ付きで素直に答えた。
素直すぎるのは、長所であり短所だ。
「............はぁー。」
怒鳴り声の代わりに盛大なため息が帰ってきた。
そのまま、猫にするようにわしゃわしゃと撫でた。
「はっ、すげぇ顔。」
「えへへ。」
その後 手をつないで猫宮の家まで送り、
それぞれ床についた。
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炎舞 - 猫は目が凄く良いのでその設定は違和感ありますよ (2021年10月22日 14時) (
レス) @page2 id: ef3714da91 (このIDを非表示/違反報告)
煉獄(プロフ) - 由瑠さん» 更新頑張ります！ありがとうございました！！ (2017年9月4日 18時) (レス) id: 5f243c0f11 (このIDを非表示/違反報告)
由瑠 - 煉獄さん» お役に立ててよかったです！！更新頑張ってください！！ (2017年9月4日 6時) (レス) id: c949df6efb (このIDを非表示/違反報告)
煉獄(プロフ) - 由瑠さん» すみません！オリフラはずしたと思ってたのにたったままに......。御指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2017年9月3日 21時) (レス) id: 5f243c0f11 (このIDを非表示/違反報告)
由瑠 - オリフラ外した方がいいと思います。間違ってたらごめんなさい！！ あと、この作品いいですね！！好きです！！ (2017年9月3日 20時) (レス) id: c949df6efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煉獄 | 作成日時：2017年9月3日 0時
