５話 ページ6
(引き続き爆豪side)
「...............おい、そろそろ米洗うのヤメロ。」
かれこれ１５分ぐらい機嫌よくシャカシャカと混ぜて米を洗っている。
どうやら怖かった水に触れるのが楽しいようで、
さっきから水をたっぷり使っては無駄にしている。
ガキの頃は水見る度 泣きだしやがって困ってたが、
今度は好きになりすぎて困る。
「はぁーい。お水楽しいねぇ。」
「............んじゃ、今度 海に連れてってやる。」
ニヤッと笑って言うと、案の定涙目になる。
「や、やだぁ.........。海怖い。」
何が怖いのかわからねぇが、昔 無理やり海の中入れたら、
泣いて泣いてなかなか泣きやまなかった。
当時は困った、ぐらいにしか思わなかったが、いうことを聞かせるにはもってこいだ。
「勝己 もうお野菜切ったんだねぇ。すごいねぇ。いいこいいこ。」
ぎゅうぎゅうと抱きしめながら、ぽふぽふと頭を撫でてくる。
幸せそうに笑ったこいつの顔を見るのも悪くねぇ。
「.........？勝己 どうしたの？怒んないの？」
「あ？別にいつも怒ってねぇだろうが。」
「えへへ、楽しいねぇ。」
楽しいっつうか、幸せ。
と思っても、口には出さねぇ。そんなこと言や、ぜってぇ調子乗る。
誰が、そんなこと言ってやるか。
思ってること、まだ、ぜってぇ言ってやらねぇ。
＊＊＊
「遅せぇ！焦げるだろうが！！！」
「胡椒 多い！！お前 辛いの食えねぇだろうが！」
「まだ玉ねぎいれんじゃねぇ！！」
「米とばすな！！」
料理しねぇやつはみんなこうなのか、とききたくなるぐらい
下手くそで、さっきからオレの怒鳴り声が響いている。
野菜や米を洗剤で洗おうとしなかっただけマシか。
「............なんとかできたな。」
ところどころ焦げてっけど。
「もう７時だねぇ。
今日は
「あぁ。
スプーン持って先行ってろ。皿によそって持ってくから。」
「はーい！」
この前ババァがA用に買ってきたっつう
猫のついたスプーンを２本持っていこうとしていた。
「.........２本？」
「？お揃いヤダ？」
「.....................別に。」
曇った顔がパァっと明るくなって、嬉しそうに笑って
スキップでもするみてェに運んでった。
嫌なわけねぇだろうが、いちいち聞くな、クソが。
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炎舞 - 猫は目が凄く良いのでその設定は違和感ありますよ (2021年10月22日 14時) (
レス) @page2 id: ef3714da91 (このIDを非表示/違反報告)
煉獄(プロフ) - 由瑠さん» 更新頑張ります！ありがとうございました！！ (2017年9月4日 18時) (レス) id: 5f243c0f11 (このIDを非表示/違反報告)
由瑠 - 煉獄さん» お役に立ててよかったです！！更新頑張ってください！！ (2017年9月4日 6時) (レス) id: c949df6efb (このIDを非表示/違反報告)
煉獄(プロフ) - 由瑠さん» すみません！オリフラはずしたと思ってたのにたったままに......。御指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2017年9月3日 21時) (レス) id: 5f243c0f11 (このIDを非表示/違反報告)
由瑠 - オリフラ外した方がいいと思います。間違ってたらごめんなさい！！ あと、この作品いいですね！！好きです！！ (2017年9月3日 20時) (レス) id: c949df6efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煉獄 | 作成日時：2017年9月3日 0時
