【忍たま】忘れたくない人2

護衛 ページ36

誰か尋ねてきたようなので私は襖を開けた


「はい、なにか御用でしょうか？」


そこに立っていたのは八左ヱ門と同じ忍び装束をきた人だった


？「急にお尋ねしてしまいすみません、実はあなたのことについてご相談が､､」


「あぁなるほど、ここではなんですし中にお入りください」


鉢「では、失礼します」


私はそう言って彼を部屋に招き入れた


そうして私たちは向かい合うように座った



彼の名前は鉢屋三郎といい、八左ヱ門と同じクラスで学級委員長委員会に所属しているという

顧問は学園長先生だそうだ


少しの間気まずい無言が流れた後に先に口を開いたのは鉢屋さんだった


鉢「今回のあなたの身に起こっている件についてはご存知ですね？」


「まあちょっとは、あと敬語は使わなくて大丈夫です」


八左ヱ門もタメ口だしね､､と思い鉢屋さんにそう伝えた



鉢「じゃあ、Aも敬語はなしで頼む、私の方が年下だしな」



「うんわかった鉢屋くん」



そうして鉢屋くんが話出そうとしてふと思い出したように言った



鉢「あぁ本題の前にちょっと、」



「ん？どうかした？」


私は鉢屋くんの言葉を待った



鉢「誰かが部屋を訪ねてきた時は少し警戒する様子を見せた方がいい、こんな状況だしな」


「あぁ､､､」


そう言われると鉢屋くんが来た時も何も考えずに襖を開けたような覚えがある


「以後気をつけます､､」



鉢「ぜひそうしてくれ」


では本題に入ろうと鉢屋くんが言い出したので私も聞く体勢に入った



鉢「今自分が置かれている状況はあらかた理解しているよな？」


「まあ何となく」


鉢「私は簡単に言うとAの護衛として来た」


「そんな、護衛なんて」


いらないでしょ、と言いかけた私の言葉を鉢屋くんは少々強めに遮った


鉢「いるに決まっているだろう、お前はバカか」


「うぐっ」


一応出会ってそんなに経ってないはずなんだけどな


鉢「やっぱりAはそこまで自分の状況を理解出来ていないようだな」



「そりゃあこんな状況初めてでしてね、」


そういうと鉢屋くんは軽く溜息をつきながら私を狙っているという城について話し始めた



鉢「今回Aを狙っているかもしれない城は、そんじょそこらにいるヘボ忍者とは格が違う」


「というと、？」


鉢「目的の為ならば簡単に子供でも女でも殺す」


「ﾋｮｯ」


どうやら私は想像以上にやばい城に狙われていたらしいです

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