その無自覚、どないかならん？―FINAL―【稲荷崎】

この無自覚は、どないもならんけど ページ19

"鈍感"とか"無自覚"っていうのは
結構生まれつきみたいな節があって




何かに"気づきにくい"というのは
正直これからも直らないんじゃないかと思う





侑「あ！！せやA！！
お前サムの機嫌なおすために俺のプリンつこたやろ！！！
ちゃんと買いなおせよ今日！！」

『げ』

治「いやお前いつも俺の食っとるんやからそれくらい我慢せえや」

『そ、そうやそうや！！
偉そうなこというな！！』

侑「あぁ！？」

尾白「朝から何度も喧嘩すんな！！！」





時が経っても

変わらないこと





北「…ところでやなA」

『はい？』

北「昨日はしんどそうやったから言及せんかったけど…

その、首らへんの噛みあとは何や？」

『あえ"っ、こ、これは、その』

北「まああれや
今日の放課後じっくりきいたるわ、な？

じゃあ、また放課後」

『ひぇい…』





時が経つにつれて

変わっていくこと





角名「何？侑にやられたの？」

『ぐ、いや、まあ、うん』

角名「ふーん…
もしかしたら…北さんからAに
きつーーいオシオキが待ってるかもね？？」

『は！？そんなわけあるかあほ！！』





知らぬ間に
変わっていること







きっと、たくさんあるんだろうけど





そういう

"いつも通り"の幸せや

何かが変わったことに気がついたときは



どんなに些細なことでも

真正面から、ちゃんと真剣に向き合いたい





侑「おーいA！！置いてくでー！！」

『あ、ちょ、まってー！』





そしてそれが



無自覚で不器用な私たちができる







大切な人たちを

大切にするための、精一杯。









_____fin_____

お ま け→←やっぱキャラちゃう…！！

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