番外編5 ページ39
Aside
『えーーと…
まじですか?』
どうも、桃瀬Aです
現在、突然呼び出してきた三年のそこそこ顔が良い男の人に告白されて困ってます
何せそんなことをされたのは生まれて初めてなわけで、男っ気など皆無に等しかった私はどうしていいかわからないわけであります
「まじです
本気です」
『えー…その…
と、とりあえず、私、貴方のこと全然知らないし…
その、まず貴方を知るところから、じゃないと、OKもくそもないっていうか…』
頬をポリポリとかきながら答える
『!』
すると、目の前で頭を下げる男から一瞬殺気のようなものを感じた気がした
反射的に身構える
身構えたところで、バレー部の一員である今はケンカができない
内心冷や汗が止まらなかった
「つまり、俺のことを知れれば良いの?」
『え、まあ、知ってからやっと始まる…みたいな_____!!』
頭を上げた男の目が獣のようにギラついた
「じゃあ、知ってもらおうかな」
『ぐっ!!』
突然突き飛ばされて、近くで数cm突き出ていた岩に躓き、尻餅をついて体育館の壁に背をぶつけた
『何す、うあ!?』
ブチブチッ!!と音がして
制服の前を引き裂かれる
ボタンがそこら中に弾け飛び
完全に下着を見られた
羞恥心から反射的に手が出そうになるけど、バレー部のみんなの顔を思い出してぐっと我慢する
「俺のこと、知りたいんでしょ?」
目の前の男が、ニヤニヤと気味悪く笑った
その顔と、腿に沿わされた両手に嫌悪感を覚え、全身に鳥肌がたつ
私も何もそこまでバカじゃない
自分が何の危機に陥っているのか理解できた
男の手が更に腿を這って、私が履いているスカートを意味のないものにしようとする
自分でも顔が青ざめていくのがわかった
『(いやいやいや、まあ、捲ったってパンツみられるわけやないし、いやでも結局やばいんやっけ!?)』
どうすればええんや
どうすればええ!?
殴り飛ばして逃げる?!
いやでもそれってええんか??
私が殴ったことでバレー部巻き込んで問題にならへんか??
やばいどうしよ、どうすれば_____
「どぉぉおりゃぁぁああ!!!!」
「げぼはっ!!!」
『!?』
人よりはない頭脳をフル回転して考えていると、突然そんなかけ声とともに、その男に車のようなものが突っ込んだ
そして私の目の前には、吹っ飛んだ男から守るように立ちはだかる見慣れた男
『角名!!大門!?』
車の方は大門だった
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街角のドーナツ屋(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます(*´∀`*) (2020年3月22日 1時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - イラストはとてもお上手なので、事実です!2回褒めました!!笑笑 (2020年3月22日 1時) (レス) id: cc9cbc4c25 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - まっちゃあああさん» ありがとうございます!頑張ります〜!! (2020年3月21日 23時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃあああ - とても面白いです!更新頑張ってください!(о´∀`о) (2020年3月21日 22時) (レス) id: b96f43fad0 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - バカで変人な天才さん» ありがとうございます〜〜!!( *´艸`)絵も誉めていただいてとってもうれしいです( 〃▽〃)がんばります! (2020年3月21日 21時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:街角のドーナツ屋 | 作成日時:2020年3月16日 23時