その無自覚、どないかならん？２【稲荷崎】

お気に入り登録300人突破記念 ページ35

突然始まる番外編。
時系列的にはAが髪染めなおした直後くらいかなと。

思いの外長くなりましたすみません(笑)



〜角名倫太郎の(非日常な)一日〜

角名side



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ﾊﾞｼｯ！！



角名「ん…もう朝…」



朝5時30分

目覚まし時計で目を覚ます

朝か苦手なわけではないけれど、こうも毎日部活の朝練があるのはしんどいもんだ

目を擦りながら一階におりる

洗面所で顔を洗ったあとに鏡をみると、髪の毛が寝癖だらけだった



「倫太郎ー、紅茶とコーヒーどっちがいい？」

角名「今日は紅茶ー」



寝癖をちょちょい、と直してリビングに歩いていく

今日の朝ごはんは洋食だった

目玉焼きが乗せられた食パンをかじる



角名「ん、んまい」

《それでは今日の占いです！
今日の一位は水瓶座のあなた！
気になっている人と急接近！？
意外な一面にキュンとしちゃうかも♡》

角名「水瓶座…俺か」



目の前のテレビをみると、ちょうどニュース番組の占いが始まったところだった



《そして今日の最下位は、ごめんなさい、天秤座のあなた！
思わぬ事件に遭遇！？誰かに助けてもらったときは素直にお礼を言いましょう！》

角名「天秤座…誰かいたかな」



朝6時30分

学校の門の前まで来ると、ちょうど近くに停まったバスから侑と治と尾白さんが降りてきた



尾白「おう角名、おはよう」

角名「おはようございます」



手を軽くあげた尾白さんに会釈を返す

そこで、尾白さんの後ろにいた双子の様子がおかしいことに気がついた



侑「アランくんしっかり守ってや！！周りに何もない！？」

治「バスで何も起こらんでよかったわほんまに
なあアラン君分身して後ろからも守ってや」

角名「…なにしてんの？」



双子は明らかに何かに怯えた様子で尾白さんの後ろに隠れていた



尾白「こいつら朝にみた占いがわるかったどうのこうのゆーて会ったときからからずっとこんな感じや
気にするなとはゆーてるんやけどな」

角名「ああ…」



そうか、確か双子は天秤座だった

"思わぬ事件"に怯えてるのか



角名「そんな気にしなくても、俺も"気になっている人と急接近"とか言われたけど気になってる人とかいないし
やっぱりたかが占いだよ」

侑「！！」

治「や、やっぱ角名もそう思うか！？
当たらんと思うか？？」

角名「当たらない当たらない」



俺がそう言うと、双子は安心したようにため息をついた

番外編２→←俺らの主将がかわいすぎる

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