迷子3 ページ11
『れんくんのお兄さんいますかー!!』
北「れんくんもお兄ちゃんのこと呼んだって」
れん「う、うん!
おにいちゃーん!!どこー!!」
北とAは、れんの兄を探すために、祭りの会場である神社を三人で歩き回り始めた
北はれんが人混みに流されていなくならないように、れんのことを肩車して歩く
しかし、この神社は地域で一番大きな神社で、周りの公園にまで屋台が広がっているため、道のりは遠い
れん「はよせな、花火あがってまうのに
一緒にみれんかったらどないしよ…」
北「あ…もうそんな時間か」
この夏祭りでは毎年、近くの大河川をつかって打ち上げ花火が行われていた
それを兄と見るのを楽しみにしていたらしいれんは、近づくタイムリミットに目を潤ませた
北「れんk」
『何ゆーてんねんれんくん!』
北「!」
北が喋る前に、Aが明るい声でれんに話しかけた
『初めて会うた人にちゃんとお礼言えるえらい子には、絶対神様が味方してくれんのやで!』
れん「かみさまが…?」
『せや!ましてやここは神社やで?
見つからんわけないやん!
せやからあともうちょっと、頑張って探そ』
Aの言葉と笑顔に元気付けられて、
れんが大きく頷いた
『ふふ、、うわっ!!』
それをみてまた笑ったAが、突然、道を行く人に勢いよくぶつかられてよろめき、一気に人の波にのまれそうになった
北「A!!」
それを、Aの手首をギリギリで掴んだ北が防ぐ
『あ、ありがとうございます』
北「油断しなや
…人多いし、はぐれんように手繋ぐか」
『えっ!?』
北「?」
驚いた様子のAに、北がきょとん、とした顔をみせる
れん「…そういえばきれーなお兄ちゃんとヤンキーのお姉ちゃんはなんなん?
カレカノなん?」
『は!?』
北「!?」
れんの言葉に、北とAが明らかに動揺した
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街角のドーナツ屋(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます(*´∀`*) (2020年3月22日 1時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - イラストはとてもお上手なので、事実です!2回褒めました!!笑笑 (2020年3月22日 1時) (レス) id: cc9cbc4c25 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - まっちゃあああさん» ありがとうございます!頑張ります〜!! (2020年3月21日 23時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃあああ - とても面白いです!更新頑張ってください!(о´∀`о) (2020年3月21日 22時) (レス) id: b96f43fad0 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - バカで変人な天才さん» ありがとうございます〜〜!!( *´艸`)絵も誉めていただいてとってもうれしいです( 〃▽〃)がんばります! (2020年3月21日 21時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:街角のドーナツ屋 | 作成日時:2020年3月16日 23時