期待の新人ちゃん2【2434】

クロノワと焼肉に行ったら ページ41

目の前にはジュウッといい音で焼かれている高級肉

"あ、私が！"と言ったけど、"葛葉ので慣れてるし、僕焼くの好きだから任せて"と言ってくれたので、お言葉に甘えて叶さんに焼いてもらっている


『………っ！！めっっちゃ美味しそう。。』


口が開き、だらーっと垂れてしまいそうな涎をなんとかとどめる


｢ははっ、お肉は逃げないから安心しな？｣

｢お前なんて顔してんだw｣


『え、そんなやばい顔してた！？ごめん、つい食い意地が笑』


｢大丈夫、Aちゃんはどんな顔もかわいいよ？｣

｢ちょ、おまっ、、ｽｩｰｰｰｰｰｰｰ｣


『あははっ、なんで葛葉が照れてんの！笑』


・

・

・


｢ん、俺これもらいー｣

『あっ、ねぇそれ私がずっと狙ってたやつ！』


｢早い者勝ちって言葉をシラナイノカナ？｣

満面の笑みで煽ってくる葛葉

『…早い者勝ちとかヨクナインジャナイカナ？』

｢あ、逃げんだ^^｣

『こいつっ、、あれ？葛葉こそレディーファーストって言葉シラナイノカナ？』

｢あ、お前年功序列って言葉しらないの？｣


『…葛葉とは、上下関係とかじゃなくて、仲のいい大切な友達だと思ってたんだけどな、、そんな風に思ってたの私だけだったんだ。』


｢おまっ、、それはずるくね？｣


｢ほら喧嘩しないの！他にもたくさん肉焼けたから好きなの食べな？はい、どーぞ｣


私のお皿に、程よく焼け、肉汁で輝くお肉を取ってくれた


『うぅっ、叶先輩女神泣』

｢だから僕男なんだけどなー？｣



"いただきます！"

焼けたお肉に存分にタレをつけて、口へ持っていく


『う、、うまあ』

噛んだ瞬間口の中でジュワッと甘みが広がっていった

！！とろける



｢はははっ、めっちゃ美味そうに食うじゃん｣

｢なんか見てるこっちまで幸せになるんだけどw｣


はい、そういってまた新しく焼けたお肉を私のお皿に取ってくれる

その後も私のお皿に肉が無くなった途端お肉を取ってくれて感謝してお肉を取ってくれて感謝してを繰り返し、最終的には葛葉まで取り分けてくれていた

え、葛葉までどうした！と疑問に思い聞いてみると、

"なんかお前見てると餌あげたくなる"


と楽しそうに言われた

は？なんだそれ、私は犬じゃない


『ていうか叶さん！』

｢んー？｣

お肉をひっくり返しながら答えてくれる

『焼くのお上手すぎません？
ほっぺた落ちました！』

｢落ちてんだぁ｣

｢過去形なんだw｣

『いやだって落ちに落ちてますもん、美味すぎて』

｢｢wwwww｣｣

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