18話 ページ18
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五条さんにはとにかく"嫌いになっていないこと"、"術師は人手不足だから私が辞めるだけで誰かに迷惑がかかる、けれど五条さんの気持ちも分かるから術師を続けるか悩んでいた"と伝えると、ようやく左足を解放してもらえた。
「…で、結局白石は呪術師続けたいの？アンタが辞めたいとか弱音吐いてるところなんて見たことないけど」
確かに私はさっきまで呪術師を続けるか悩んでいた。
でも、さっきまでの私は最初から呪術師は辞めるつもりはないと心の底から思っていた。
だから、堂々と家入さんと五条さんにこう言う。
「すみません、五条さん。私、呪術師を辞めるつもりはありません。私は、悩んでいるようで実は最初から答えは決まっていたみたいです」
「…………」
五条さんは私に抱きついてくることもなく、大きく溜息を吐きながら頭を抱えている。
私はなにも悪いことはしていないのに、何故か謎の罪悪感がのしかかってくる。
「もう分かったよ！だけどAが任務に行く時は最低でも6回は連絡するからね！！」
「多すぎですし、五条さん忙しいんですからやめてください」
「じゃあ5回！！！」
「2回で充分です！」
「それじゃ少ない！！」
△
△
△
あれから10分後。
五条さんとの連絡頻度の話題が終わり、少しの間だけ沈黙が続いた。
私は唯一この中で後輩ではあるけれど、この沈黙を気まずいとも思わないから無理に話題を探さない。思いついたことを言う。
それは先輩らも一緒だと思う。
「そういえばアンタらいつ結婚すんの？」
「そんなのこっちが聞きたいよ。Aが全然僕との将来を考えてくれないんだから」
「交際もしていないのにいきなり結婚とか普通無理ですよ！」
ようやく飲み終わったノンアルコールを思わず勢いに任せて机の上に叩きつけるように置いてしまった。
「えー、もう10年の付き合いなんだから気にしなくていいと思うけど…あ、そうだ。どっか二人で温泉でも行ってきたら？疲れもとれるし、恋人っぽい雰囲気も新婚っぽい雰囲気も作れるだろ？」
「家入さん、酔ってますよね？」
「さすが硝子！！それ名案！ってことで伊地知に僕とAの休みと宿とらせるから帰るぞ硝子！」
「ちょっ…五条さん？！ていうか宿は私が探しますから伊地知君の仕事を増やさないであげてください！」
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えむむ(プロフ) - grayさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると、この作品を作って良かったなと思います…！毎日更新が中々できず申し訳ありませんが、更新頑張ります‼︎ (2月4日 22時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
gray - このお話大好きです！天才様ですか？！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2月4日 11時) (レス) @page19 id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - かくざとうさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉をありがとうございます…！一緒に更新頑張りましょう‼︎ (2月3日 15時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
かくざとう - タイプのお話過ぎて…！！(尊) これからも頑張ってください…！！ 私も更新頑張ります…！！ (2月3日 2時) (レス) id: df66def1dc (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - 夏斗さん» 夏斗さんありがとうございます、、！おかげさまで良くなってきました！ (12月28日 19時) (レス) id: 51bce72f63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作成日時：2023年12月21日 18時
