転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

8話　「夜のお散歩しようよ」 ページ8

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時刻は夜の二十時。
風呂も入り、夕飯が食べ終わり、すぐに自室に戻って今日の小テストの問題を解き直している。


「……？」


コンコン、と扉ではなく窓が叩かれている
音が聞こえる。

呪いの気配じゃない。
なに、もしかして鳩？ウチの家のベランダ寝床
にしてるとか？


とにかく気が散るため、追い出すために
カーテンをシャッと開けた。



「わお、ルームウェア派なの？」


開けたら鳩…ではなくもっと大きくて黒くて
左の掌をこちらに向けている男がいた。



「…………！！！？」



「Aが電話切るから結局会いに来る羽目に
なっちゃったよ。ほら、開けて。」

と、窓の外で言っている。
絶対開けたくない。ていうかなんでこの人普通に
マンションの十三階のベランダにいるの。


カーテンを閉めよう、そしたら五条さんでも
諦めるはず。



《カシャ‼》


音と共にフラッシュを浴びた。
眩しい。



「これ、一年生たちに見せよーっと。
Aのもこもこルームウェア姿。」


「は！？え、ちょ、ちょっと…！」



それだけは嫌だ、と思い窓を仕方なく開けた。


「ほら、窓開けましたから。それだけはやめてください。見せたら二度と口も聞きません。無視します」


「じゃあ今から僕と夜のお散歩をしようよ。
そしたらこの写真を見るのは僕だけにしといて
あげる。」


「分かりました、けど写真は残さず消してください」

「それは考えておくことにするよ」

「…言おう言おうと思ってましたけど性格悪いですね、着替えますから待ってください」

「別にそのままでも僕は気にしないけど」

「また写真撮られたら面倒なので」


と言って窓を閉め、カーテンを閉める。
クローゼットを開け、適当に服を引っ張り出し
ルームウェアを脱いで着替えた。



…ていうか写真のことで頭がいっぱいになっていたけど夜のお散歩ってなに

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