転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

48話　「三つ目の約束」 ページ48

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「まあだからね、その呪具を呪いや他の呪術師に知られないためにも、そしてAのためにも僕はAと長く一緒にいないといけないでしょ」


「はあ…」


「周りから不自然に思われないように
恋人関係になった方が都合がいいと思わない？」




…納得いくように聞こえさせるなこの人は

確かに私の呪具は呪いにとって厄介
もしかしたら既に私の呪具をどこかの呪いは知っているかもしれない

その呪いは私の左目を奪い、私を殺しに来る


だから五条先生にとったら私と一緒にいる時間が長い方が私の身の安全が守れる…ということか


ん…？ちょっと待って

必ず五条先生じゃないと駄目なのだろうか


ていうか恋人に必要なんてある…？
生徒を教師が守ることは普通のことじゃないの




「五条先生と恋人偽るくらいなら私の左目のことを知っている恵と恋人を偽る方ががいいです」


「ええ⁈僕の方が強いよ⁈最強だよ⁉
ていうか僕だったらマジの恋人になれるんだよ⁈偽りじゃなく‼」

「いえ、人間性や性格の問題です
あと、マジの恋人の方が嫌です」


「じゃあ顔‼ほら、僕イケメンだし‼」

「…銀座で寿司食べた時に五条先生のような人だけは
タイプじゃないって言ったはずですけどね」

「えー…またまたぁ嘘ついちゃって
まあいいや、こんなあっさり勧誘成功したくないし！」

「いや、そもそも恋人になる必要なんてな＿＿＿＿」


「はい！じゃあ次、いきまーす」


聞いてない

聞いちゃいない なんなのこの人
都合が悪くなったらすぐこうだ




「三つ目の約束」


「まだあるんですか…」


「うん、まあこれはいずれ無くなるから。
これからAには悠仁と一緒に呪力のコントロール
の訓練をするんだけどね」


ああ、呪力のコントロールか…
極限まで怒ったり恐怖を感じた時に左目が暴走したら困るし…初心に帰るみたいだけどやるしかない
必要な…え、悠仁と一緒に…？



「悠仁が生きてるってことは、恵や野薔薇たちには
内緒にしててね」


「え、い、生きてる…？」


「うん、生き返ったんだよさっき。
二つ目はともかく、一つ目とこの約束は守れるでしょ？」

「恋人勧誘の前に先にそれを話してくださいよ…」



生き返ったって…そんなあっさり…

宿儺が悠仁を生き返らせたことしか考えられない

けど、何故生き返らせたのだろう


悠仁を生き返らせるのなら、わざわざ人質に
とらないはず＿＿＿＿



悠仁は、大丈夫だろうか





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続編に続く

左目(呪具)についての説明→←47話　「遊びで言っているわけじゃない」

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