転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

47話　「遊びで言っているわけじゃない」 ページ47

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「今度は恋人勧誘しようかなって」


この人は一体なにを言っているのだろう
いや、本当、本気と書いてマジで

勧誘って、何かの集団とかに誘いいれることを
勧誘というんですけどね


なんですか、「俺の彼女になってみない？」とか
言うチャラクズ男(チャラ男＋クズ男)にでも
なったんですか


と言いたいが口を開くわけにはいかない

開いたら何されるか分からない

いや、今実際何かはされているけれども





「いやー僕って天才だと思うんだよねー
だってAはいざとなれば呪いの視覚を操る呪具を
僕がいなくても使っちゃうだろう、じゃあ
僕と恋人になれば四六時中とはいかないけど一緒に
過ごす時間が増えるしAに万が一があっても
大丈夫だしね！」


「……………」


いつまで唇に指当ててるんだこの人は
早く離してくれないかな

ていうか休日とかプライベートにまで踏み込まれるのは無理

放課後校門に来られて勝手に家まで着いてきて
勝手に人の家のベランダに侵入して連れまわされている時だって嫌だったのに



「あ、ごめんごめん唇に指離すの忘れてた
はい、どーぞ喋っていいよ」


「絶対に嫌です、転入は受け付けてもその勧誘は
受けませんお引き取りください」


「やだー」

なんだこの人 子ども？


「だいたい歳を考えてくださいよ。
あと、そもそも私は生徒であなたは教師ですよね」


「"あなた"かあ…あ、ならもういっそ結婚すれば
いいんじゃない？ほら、夫婦の方が
夫が妻を守るの当たり前って皆思ってるし」


「何言ってるんですか本当にさっきから
さっきまでのシリアスな流れはどこに行ったんですか」


私の左目とか術式とか…なんでそういう話から
恋人とか結婚とかが出てきたの

本当にこの人は意味が分からない



「A、僕は別に遊びで言っているわけじゃない」



距離感数センチで素顔で近づいてくる五条先生

この人の顔をこの人に与えてはいけないのでは
ないだろうか
もっと性格が良い人にその顔を与えた方がいいと
思う


「…遊びで言っているようにしか見えないし
聞こえません。顔を無駄に近づけないでください」


「ほら、さっき約束したでしょ？Aの左目ことは他言しちゃいけないって。隠し事をするならまずは
仲間から隠し事をしよう？」

　

「呪いが私を殺そうとしてくるからですか」

「大正解！！賢いね〜褒めてあげようか？」


さっきアンタが言ってたじゃん…煽られるの
腹立つ

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