転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

25話　反発 ページ25

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五条さ…また間違えた
先生に貰った眼帯を一応つけているけど
何故つけないといけないのだろう

先日の戦闘で目は怪我をしていない
目を怪我するというのは私にとってそれは死と
同じだから目だけは守らなければならないからだ

姐さんも目を使う術式だったから目だけは
死ぬ気で守っていた


「…………もう、死んでるけど」



眼帯をしていると距離感が掴めないから危ないし、
五条先生には申し訳ないけど外しておこう



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時刻は十五時十七分

火葬が終わり今から高専に帰る、という
時だった

"面倒なこと"が始まった


「Aちゃん、その制服はなに？
学校を退学して転入したなんて聞いてないわよ」

「それよりどうせこれもお前と千眼の娘が言っていた"呪い"とかでお前の母親は死んだんだろう？」

「何故助けなかった？」

「まさか、殺されるのを見ているだけだったとか？」

「助けもしないで…産んでもらった母親になんてことをする子なの…」



あーーーー面倒くさい



退学は私がしたんじゃない
でも転入は元々したかった、最初から呪術高専に
入りたかった

そうだよ、呪いに殺されたんだよ

そうだよ、見ていただけで何もできなかった


けど、助けたくなかったわけじゃない


助けられなかった





「呪術高専？に行きたかったくせに母親の一人も
守れないなんて、高専に行っていても結局、意味なんてなかったんじゃない？」


親族一人の女の一言で、ぶん殴りそうに
なったけどグッと拳を握り、抑えた



「というかその制服、千眼の娘と同じ制服じゃないか！勝手に退学して呪術高専に行くなんて！
お前は馬鹿なのか！せっかく私立高校に入学したというのに…」

「ええ…また死人が出るの？こっちだって
忙しいんだからやめてよ」


怒るな、冷静になれ。

怒ったってどうしようもない。


一月に、私が呪術高専に行きたいと言ったときに
猛反対してきた

それなのに、母さんが呪いに殺されたら、
"なんで助けなかったの？"って





あんたらが、入学に反対しなければ
もしかしたら母さんを＿＿…違う。


私が、自分の意のままに行動できていれば
母さんを＿＿＿








「私はこれから自分の意のままに動きます。
あと、私が死んでも葬儀には来なくて結構です。
最期まであんたらみたいな大人に囲まれたくないですから。それじゃあ、私はこれで」


会釈だけをし、親族達に背中を見せる
後ろで何か言っているが、無視した

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