転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

2章23話　制服 ページ23

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「……………」

何をすればいいんだろう
椅子に座って、机に顔を伏せたまま何時間が過ぎたのだろう


起きたら退学と転入手続きされてて、
怪我も治ってて、寮で今日は休んでろと
言われ、何をすればいいのか、分からない

マンションは立ち入り禁止になってるから
呪具と貴重品とある程度の生活用品しかないし
スマホを見たら、昨日のことしかニュースやってなくて、見たら昨日見た映像が流れ込んでくるから
見たくない



家に帰ったら母さんが呪いに殺されるのを
この目で見て、呪いにズタズタにやられて、起きたら学校退学していて、呪術高専に転入していた


なにこのハードスケジュール


本当に現実で起こってることなのか疑問になる




今日はお通夜で明日は葬儀だ
お通夜は親戚はあまり来ないらしいけど、問題は明日
だ



『呪いが見えるくせに、呪術高専に入ろうとしていたくせに、何故母親が守れなかったのか』って言われる
だろう



「考えるだけでめんどくさ…」



来なきゃいいのに。









「！ はい、どうぞ」

ノックが三回され、椅子から立ち上がる
誰だろう、野薔薇だったらいいけど



「はいこれ、Aの制服」

ドアを開けた先には五条さんが紙袋を
持って立っていた

まあ、そうだろうと思ってたけど




「制服…？はやくないですか…」

「だって転入前から僕がカスタムしといたから」

「私が転入してこなかったらどうしてたんですか」

「君が転入してこないなんてありえないから」

「…！ そうですか」

「制服あったら今日と明日、服に困らないでしょ？
僕は送り迎えしてあげようか？」

「いいです」

「即答だね〜じゃ、また明日ね」

五条さんが私の部屋から出て行った
私が転入して来ないのはありえないって…
いくら人手不足だからって転入を断り続けてる私より他に人材見つけた方が早かった気がするけど



「…ずるいな」


さっき貰った紙袋の中に手を入れて制服を
取り出した。
野薔薇と同じ制服だろうと思って制服を
床に広げる




そしてスカートを持って部屋から出て、五条さんを
追いかけた




「五条さん！！なんで私のスカート片方足が
がっつり見えるやつなんですか」

「言ったじゃない、僕がカスタムしたって。
右足空いてるから回し蹴りしやすくない？」

「普段回し蹴りなんてしてないんですけど」







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※ファイヤーバックルミディスカートと
検索していただくとどんなスカートなのか
イメージしていただけると思います

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