転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

22話　「ようこそ」 ページ22

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「…！」

目を開けると知らない天井が目に入った
寝かされてるベッドの柔らかさも私のベッドと
違う

確か…マンションの屋上の呪いを五条さんが
祓って…抱えられて、そこから記憶がない


身体を起こすと、まず左目に違和感があった
目は両方空いているのに、左目だけ真っ暗
で見えない
手で左目周辺を触ってみると、何かで覆われている


「…眼帯…？目に怪我なんてした…？」

頭とか足とかは怪我してたけど…
あれ、そういえば痛みがなくなってる…？




「おはようA、ぐっすり寝てたね〜
日頃から夜更かしは良くないよー？」

部屋の隅で椅子に座っている五条さんと
目が合う

「…当然のようにいますね。で、ここ何処なんですか」

「呪術高専の寮だよ。で、ここは今日からAの部屋〜」

「すみません、言ってる意味がよく分かりません。そもそも私、まだ学校退学してないのに」

「ああ、それは僕がやってきたよ」

「……………はい？」

「でもあそこの学校の先生頑固でさ〜？
退学受理されたのにAには一回学校に行ってもらわないと駄目なんだって」

と五条さんが言うが、そんな言葉は耳に入らない
その前の言葉に全部持っていかれている
"僕がやってきた"？
私の、学校の退学届を？え、まってどうやって？
だって高校の退学って本人と親と教師の面談とかあるはずなのに…

どうやってやってきたのかは聞かないでおこう
聞いたら後悔しそうていうか聞きたくない



「てことで今日から透見Aは呪術高等の
一年生だよ〜良かったね一年生の担任が憧れの
僕で！嬉しい？」

まだベッドにいる私の元に五条さんが
自分を指指しながら近づいてくる


「退学と転入手続き、それと助けてくれたことには感謝してますが、あなたが担任なのはあまり」

「ええ〜！なんで？だってAは僕のこと好きなんでしょ？」

「憧れを好きに変換しないでください。
会って話す前までは憧れてましたけど会って話した途端憧れなんてどっか行きました」

「わあ酷い。僕の顔見た時は嬉しそうだったのに」

「話してませんからね」



「ま、とにかくようこそ
呪術高等専門学校へ」




転入勧誘されて約三ヶ月、


私は呪術高等専門学校に転入しました

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