17話 姐さん ページ17
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呪術高等専門学校京都校に
千眼は透見Aのいとこで歳は四つ離れ、
透見から"姐さん"と実姉のように慕われていた。
呪いが見え、呪力があり、術式が使えたのは
一族の中でその二人のみだった。
千眼は紅色の鞭を呪具としていた
『Aも来年呪術高等来るでしょ？』
『うん、でも私が入学したら姐さんは卒業するし、私は東京校だけど』
『まあそうだけど、やっと同じ呪術師になれるんだからそんなこと気にするなって！』
『痛っ…制服着てるんだから背中叩かないでよ
シワになる』
『じゃあ着てなかったらいいんだ』
『そういう意味じゃない』
歳は離れていても、同じ学校に通えなくても、
同じ時間を過ごせなくても、透見は千眼と憧れる人と同じ呪術師になることと心から望み、楽しみに
していた。
しかし、ニ〇一八年一月。
高専四年生、千眼は準一級呪霊によって死亡した
そのことを透見が知ったのは早かった。
透見は今年呪術高専に入学する予定であったが母親、親戚により呪術高専の受験を頑固反対された。
『なんで反対するの！』
親戚中集められた中、透見は親族の前で
自分の意思をはっきりと見せた。
『あんな高専だったなんて知らなかったんだ！
呪いだとか訳の分からないことを言われて信じられるか！』
『そうよ！そんな危険な高専行ってるなんて知らなかったのよ！だから、Aちゃんに同じ高専行かせるわけにはいかないでしょ！』
『っ…呪いのことを話したら、私と姐さん異常者のように見ていたくせに、姐さんが死んでから呪いが実在すると信じたって？ふざけないでよ、ふざけんなよ‼」
親戚や千眼の両親たちは、呪いのことを話しても
何も理解しないどころか、千眼と透見を軽蔑し、
白い目で見ていた。
表向きであるただの宗教高校だと思い千眼を入学させていた。
『いい加減にしなさい！！Aまで死んでほしくないから言ってるのよ！！』
叫び、透見の頬を叩いたのは彼女の母親だった。
透見に父親はいない。
たった一人の家族であり、子どもとして、
母親は透見に危険な高専には行かせたくなかったのだ
『Aには、普通の高校に行って普通に過ごしてほしいの。分かってくれるわよね？』
透見は母親の言葉に何も応えなかった
子を持つ母の気持ちを、分からなくもなかった
からだ
だが、透見の母はそれ以外にもAを呪術高専に
入学させたくない理由があった
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして！コメントありがとうございます！！そう言って頂けるととても嬉しいです！頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます！！本当ですか！嬉しいです、、、そうですね！私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます！そう言って頂けるとモチベが上がります！更新頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして！いつも通知がきて嬉しく読んでます！！勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです！！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね！五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年11月23日 19時
