36話 監視役 ページ36
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「だ、駄目です駄目です!上層部から貴方は任務を
してはいけないと言われてるんですよ!」
「だから外された理由も分からないのに
なんで指示に従わないと行けないんですか」
「そ、そんなことを僕に言われても…」
なんとか現場には来れた。
だけど、この伊地知さんが何がなんでも私を
引き留めようとしてくる
任務に外された理由を問いても分からないと
言われる
そんなので納得いくわけない
「そ、それにもしかしたら特級がいるかもしれないんですよ!まだ三人は戻ってきてません!もし透見さんに何かあったら…」
確かに生得領域の気配がする
中にいるのは特級の可能性が高い
「なら尚更私も行かないといけないでしょう、私は自分のできることを全うしてから死ぬと決めてるので中に入って自分のできることができれば死んでもいいんです」
「……そ、それでも上層部に逆らったらどうなるか…」
罰でもなんでも受けてやります
と言おうと思った矢先、少年院の寮から
ボロボロになった野薔薇と恵が出てきた
悠仁が、いない…!
目の前にいる伊地知さんの横を通り過ぎ、
二人に駆け寄った
「野薔薇!!その怪我…」
「透見、今来たのか。中に入っていなくて
良かった」
野薔薇に肩を貸している恵が安心そうに
言った
「悠仁は、まだ中にいるの…?」
私の問いに、恵は真っ直ぐ私の目を見て
深く、頷いた
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「僕は釘崎さんを病院に運びます、なるべく早く戻ります。伏黒くんは?」
運転席に座り、ハンドルを構えながら
伊地知さんが外にいる恵に問う
「ここで透見と一緒に虎杖が戻るのを待ちます」
野薔薇は車の後部座席に目を包帯で巻かれて
座っている
…野薔薇が相手をしたのは、特級だったのだろうか
「そうですか。透見さん、貴方は任務から外されていますからくれぐれも行動には気をつけてください」
「了承できません」
了承をすれば、たとえ特級や他の呪いが来ても私は
何もしないことになる
そんなのお断りだ
「任務から外された?どういうことだ」
横にいる恵に聞かれるが、私に
その理由は分からない
だから、首を横に振った
「…伏黒くん、透見さんの監視をお願いします。
まあ、中に入ることはないでしょうが…」
「はあ…分かりました。
それより一級以上の術師をよこしてもらうようお願いします、まあいないと思うけど」
「ど、努力致します」
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして!コメントありがとうございます!!そう言って頂けるととても嬉しいです!頑張ります! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます!!本当ですか!嬉しいです、、、そうですね!私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます!そう言って頂けるとモチベが上がります!更新頑張ります! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして!いつも通知がきて嬉しく読んでます!!勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです!! (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね!五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので! (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えむむ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年11月23日 19時