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2話 「無理です」 ページ2



高校から自宅まで徒歩二十分。
自宅から近い高校を選び、入学した自分を恨む。

もし電車通学だったらこの男、呪術高専教員であり
特級呪術師である五条悟が私の家までに付き纏うことはなかったのかもしれない。




「でさー、術師っていうのは…」

「人手不足」


もう何回も聞いた。
一、二ヶ月同じ話を聞けば馬鹿でも覚えられる。



「そうそう!だから僕…っていうか上の人たちは
一人でも多くの術師が欲しいの」

「無理です、家に着いたので帰ってください」


と、自宅のマンションに入る前に五条悟と
面と合わせる。


「あれ?もう着いた?はやいねー、もうちょっと
僕とおしゃべりしない?」


「二十八歳と話している暇はありません。
もう本当に学校に来ないでください。どれだけしつこかろうと私は転入できませんから」


「言ってるよね、僕は君、透見Aが呪術高専に
転入すると言うまで何回でも勧誘しに来るよ。」


「っ…それ、脅しなんですか?」


「そう捉えてもいいよ、君が転入してくれるなら」


「…できません。じゃあ、明日来ないでください。」


「オッケーオッケー
じゃあまたどこかで。」



私に手を振った後、私に背中を見せた。

それはとても珍しかった。


いつもなら、家の前でも数十分は勧誘される。
しかも、来ないでと言ったらすんなりと承諾して
帰って行った。



口ではああいっていたけど、さすがに諦めて
くれたのだろう。




私は、絶対に転入できないのだから。

3話 入学辞退者→←1章1話 「この男は今日もやって来る」



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , アニメ   
作品ジャンル:アニメ
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして!コメントありがとうございます!!そう言って頂けるととても嬉しいです!頑張ります! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます!!本当ですか!嬉しいです、、、そうですね!私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます!そう言って頂けるとモチベが上がります!更新頑張ります! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして!いつも通知がきて嬉しく読んでます!!勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです!! (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね!五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので! (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えむむ | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2020年11月23日 19時

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