▽彼女の手料理 ページ45
なんだか横に長くなったのは私だけなのでしょうか…？
最近プロヒーローになった世界線書きたいなと思い始めてきました。
今回はかっちゃんが料理上手ということで思いついた作品となっています。
・
「お前料理できたんか。」
「叔母さんが夜遅い時もあったから、大したものは作れないから。」
昼間の休日は、それぞれで昼食を食べることが多い。
今は共有スペースには私と爆豪しかおらず、初めて私が爆豪のために料理を作った。作ったものはチャーハンと中華風のスープだ。味見したから絶対大丈夫だ、と言い聞かせながら爆豪がチャーハンを口に運ぶまで緊張する。
「んだよ、お前もはよ食えや」
「反応が気になるだけだから、お先にどうぞ。」
そう言うと爆豪はスプーンを置いてしまった。
なにしてんの、そっちから食べてくれないと困るのにと思っていると爆豪が何も言わないで口だけ開けている。
「…なにしてんの」
「そんなに俺の反応が気になんならてめェが俺に食わせてみろや」
食わせる？私が？
それってカップルがする"あーん"のこと？！
「やらない。自分で食べて」
「なら一言も感想を言わずに食い尽くしてやる」
…それは困る。
幸いここには私たち以外には誰もいない。感想をもらうためだ、仕方がない。
自分の分のチャーハンをスプーンですくって、爆豪の口の中に運ぼうとする。
これ、"あーん"される側よりする側の方が恥ずかしくない…⁉︎
いや多分どっちも恥ずかしい‼︎なのになんで爆豪はこんな平然としてるの。私も平然としないと、また勝ち誇った笑みを見せられる。それだけは避けたいと思いながら、爆豪の口にチャーハンを運んだ。飲み込むまでの時間がやけに長く感じながら、感想を待つ。
「感想は…？」
「うまい」
たった三文字。その三文字だけで胸が高鳴る。
それはきっと相手が爆豪だからなのかもしれない。見た目からは想像ができないが料理上手な人に言われると嬉しい。
だけど＿＿＿＿
「爆豪がこの前作ってくれたチャーハンの方が美味しいんだけど。」
「当たり前だ。料理の腕は俺の方が上だ！
けど、お前が作ったもんもうまい。以上だ！」
と、バクバクとチャーハンを食べ始めてくれた。
「今度料理を振る舞うときは絶対に腕上げてるから」
「"個性"の練習しながら料理まで頑張ったらまた自分の首締めんぞ‼︎やめとけアホが‼︎」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 620人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えむむ(プロフ) - ノノさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしていただき何よりです！ 新作は近々出そうかと考えておりますので、よかったらよろしくお願いいたします。 (2022年8月19日 19時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - ばくごうくんからハグされるところめっちゃキュンキュンしました(>_<)新作もぜひ読みたいです！素敵なお話ありがとうございました！！ (2022年8月19日 1時) (レス) @page48 id: 6ab2815506 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - Nさん» よかったです〜！入れ替わりネタ書いていて楽しかったです！リクエストありがとうございました！更新も頑張ります！ (2021年10月1日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました☺︎︎︎︎面白かったです！！番外編の更新ぼちぼち頑張ってください！！ (2021年9月26日 1時) (レス) @page46 id: 8d38c36145 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます！かっちゃんカッコよく書けていて安心しました…。入れ替わり個性！いいですね！お力添えいただきありがとうございます…！更新頑張ります！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2021年8月19日 18時
