40話 ページ40
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制服に着替えて爆豪と一緒に教室に向かっている。
爆豪はなにも話そうとはせずに、横じゃなく少し私の前を歩いている。
プリント貰いに行くだけなのに、なんでついてきてくれるのかよく分からないけど、私の返事も聞かずに話題を変えた方が分からない。
絶対に聞き間違えてなんかいない。
好きな人に告白をされるなんて多分、もうないと思う。なかったことにされたら、絶対に嫌だ。
だから今日、今ここで言う。言わなかったら、絶対に
絶対に後悔する。
「ッ…ちょっと待って！」
私たち以外は誰もいない廊下で、手をとって必死で
呼び止めた。爆豪は前を向いたままでこっちを見ようとはしない。
「さっき、爆豪が言ってくれたことに私まだ何も伝えてない。」
「言わんでいい」
「は…？なんで＿＿＿＿」
「てめェが俺のことを好きになるまでは言わんでいい。分かったならさっさと離せ」
てっきり、分かってて言ったんだと思ってた。
相手が自分を好きだと分かるまでは返事をさせてくれないとか…爆豪なら好きだって分かってから告白しそうなのに。
でも、それを聞いて緊張がほぐれた。
「顔
そう言ったら、やっと顔を見せてくれた。
初めて一緒に出掛けた日に、一度だけ見た、耳が赤く染まっている爆豪を。
「はよ言えや…‼︎」
「言おうとしたら自分が話題変えたんでしょうが」
「ッ…さっさと教室行くぞ！」
いつのまにか離していた手を、今度は爆豪が私の手をとって歩き出した。
「えっ…ちょっ…誰かに見られたらどうすんの」
「見られて困るもんじゃねーだろうが」
今日は、顔も赤くならないと思ってたのに。
結局私はいつもこうなる。だけど、私も教室の前に来るまでは手を離そうとしなかった。
手を離して、扉を開けるとクラッカーの音が響いた。
つい目を瞑って、また開けると皆がいた。教室は飾り付けや料理が置いてある。
『一年A組だけの文化祭にようこそー！！』
「文化祭…？」
「やっぱり全員揃って文化祭したかったって話になってね、教室で文化祭の気分だけでもAちゃんに味わってほしいって思って計画したんよ。」
「でもあんま時間なくて、当日までかかっちまってよ。」
「ってなわけで、準備終わるまで爆豪に時間稼ぎと、彩硝子を迎えに行かせたっつーわけ！」
私が言いたいことは、ただ一つ。
「ありがとう、皆…！」
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えむむ(プロフ) - ノノさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしていただき何よりです！ 新作は近々出そうかと考えておりますので、よかったらよろしくお願いいたします。 (2022年8月19日 19時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - ばくごうくんからハグされるところめっちゃキュンキュンしました(>_<)新作もぜひ読みたいです！素敵なお話ありがとうございました！！ (2022年8月19日 1時) (レス) @page48 id: 6ab2815506 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - Nさん» よかったです〜！入れ替わりネタ書いていて楽しかったです！リクエストありがとうございました！更新も頑張ります！ (2021年10月1日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました☺︎︎︎︎面白かったです！！番外編の更新ぼちぼち頑張ってください！！ (2021年9月26日 1時) (レス) @page46 id: 8d38c36145 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます！かっちゃんカッコよく書けていて安心しました…。入れ替わり個性！いいですね！お力添えいただきありがとうございます…！更新頑張ります！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2021年8月19日 18時
