22話 ページ22
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序盤から色々あったけど、目的の靴屋にやって来た。
…のはいいんだけど、好みなのがあったと思ったらサイズがないしで予定通りに上手くはいかない。
ヒーロースーツの靴と手袋はサポート科に頼んだものの、普通の靴でも個性を使って威力を出せたらヒーロースーツを着てない時にも使える。かといって靴は高いし履き心地もあるし適当に選べない。ああ〜…どうしよう。普段履くローファーも早く選ばないと爆豪がキレる。男子と買い物なんて来たことないけど絶対男側からしたらつまんないだろう。いやでも今回の場合、勝手に向こうがついていくって言ったんだから…ああ、違う違う。早く選ばないと。
「彩硝子」
「うわっ！ごめん！すぐ選ぶから待って！」
「人の顔見て"うわ"言うんじゃねー。これ履け」
と、爆豪が持ってきたのは白とミントグリーンの色が入った綺麗な運動靴だった。
「これ、どこにあったの？」
「サイズ違うとこに置いてあった。クソモブが適当に置いてったんだろ。」
「あー…スーパーでよくあるやつ。ありがと、履いてみる」
靴が入った箱を受け取ろうとしたら隣にいたはずの爆豪は椅子のところにいて靴を取り出しては中に入っている"アンコ"も取り出していた。そして靴紐をほどいていた。
やけに準備がいい…さっさと終わらせたいからそりゃそうかと思いながら椅子に座って靴を履いた。
「…」
片方履いた途端、黙って靴紐を結んでくれた。
でもこの絵面は、ちょっと＿＿＿
「キツくねェか。」
「あ…大丈夫、ちょうどいい。」
「早くもう片方履けや。」
「うん」と言ってもう片方の靴を履く。靴紐を結んでくれるのは気遣いだと思うし、それをやめろって言うのは失礼だ。けど、これは照れる。逆に照れない女子なんてこの世にいるのか…？それとも私が男子にこういうことされるの慣れてないからなのか…？
「右、左よりキツくしといた…ってなに照れとんだ。さっさと歩いて履き心地確かめろや！」
「照れてないから…靴紐、ありがと」
顔も見れずに礼を言って、爆豪に背中を見せるように
歩いて履き心地をチェックした。
「この靴、めっちゃ軽い…」
手持ちで足りるかな、これ。
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えむむ(プロフ) - ノノさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしていただき何よりです！ 新作は近々出そうかと考えておりますので、よかったらよろしくお願いいたします。 (2022年8月19日 19時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - ばくごうくんからハグされるところめっちゃキュンキュンしました(>_<)新作もぜひ読みたいです！素敵なお話ありがとうございました！！ (2022年8月19日 1時) (レス) @page48 id: 6ab2815506 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - Nさん» よかったです〜！入れ替わりネタ書いていて楽しかったです！リクエストありがとうございました！更新も頑張ります！ (2021年10月1日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました☺︎︎︎︎面白かったです！！番外編の更新ぼちぼち頑張ってください！！ (2021年9月26日 1時) (レス) @page46 id: 8d38c36145 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます！かっちゃんカッコよく書けていて安心しました…。入れ替わり個性！いいですね！お力添えいただきありがとうございます…！更新頑張ります！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2021年8月19日 18時
