浅野学秀の幼馴染みは３年Ｅ組！！ Part６ (ページ43)

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（人２）side

「なんと！体育は浅野君が１位でしたが、
技術家庭はこのクラスから１位が
出てるんですよねぇ～。」

「「えっ！？」」

か、技術家庭で１位！？誰！？

「俺らだよ。」

と、私の机にバンッと、解答用紙を
叩きつけてきたのは_____。

「…え！？綺羅々はともかく、
寺坂と吉田と村松も！？」

寺坂組の４人だった。

「本当、なんでこんなのだけ何本気で
１００点取ってるんです君達は！！」

と、タコ。

「だーれもどの５教科とは
言ってねーよな。」

と、寺坂。

「クックックッ…クラス全員で
やりゃ良かった。この作戦。」

と、不気味に笑う綺羅々。

「…まぁ、ぶっちゃけ、俺らも
お前に協力したかったんだよ。

…俺なんか、色々とお前に
迷惑かけてたし。」

寺坂は、そう言って照れ臭そうに
鼻をかいた。

その時、クラス全員が思った。

((寺坂が素直すぎて怖いぃっ！！))

「…ま、私も色々と仲良くしてもらってるし。
そのお礼よ。」

と、笑う綺羅々。

「俺らは特にねーけどよ。」

「タコの触手破壊できるし、クラスメート
助けられるなら、頑張ろうかなって。」

と、吉田と村松。

私は、そんな４人をキョトンと
見てたけど、不意に、笑いが込み上げてきた。

「ッアッハハッ！！」

それを見て、驚く皆。

「…ありがとね。助かったよ。
私、これでＥ組抜けなくて済む。」

私はそう言って４人に笑いかけた。

４人共、照れてたけどね。

私はその場で椅子から立ち上がって、
頭を下げた。

「私なんかに、協力してくれて、
本当に、ありがとうございました！」

そう、叫ぶように言った。

そしたら。

「当たり前じゃんかぁ。」

「俺ら、クラスメートだもん。」

「困ってたら助けるさ。」

と、口々に言う皆。

…本当、良い友達を持ったな。

私は顔を上げて、ニッと笑った。

「さて！では、触手は５本という事で！」

と、締めくくったタコ。

え？

「え、じゃあ私の数学の分、
家庭科に回してよ。そしたら３本増えるし。」

「にゅやぁあ！？（人２）さぁん！？」

と、慌てるタコ。

「おー、そっか。」

「じゃあ、（人２）がそれで良いなら
そうすっか。」

「（人２）、良いか？」

と、ゆーま。

私はニッコリ笑って言った。

「どーぞどーぞ。殺せんせー。
存分地獄を味わってね♡」

「にゅやぁあ！！」

((（人２）は相変わらずえげつない…。))

クラス全員がそう思った。