浅野学秀の幼馴染みは３年Ｅ組！！ Part６ (ページ30)

今日:12 hit、昨日:4 hit、合計:459,724 hit

・ページ30

（人２）side

時は少し遡り、場所は理事長室。

「理事長せんせー、早く要件言ってよ…。
暑いし、太陽が真上に来る前に裏山の
日陰を使って涼しく帰りたいんだけど。」

私は、Ｅ組の朝のＨＲで、タコに
理事長が私を呼んでる事を伝えられた。

だから、１時間目を抜けてここに来てる。

「そんなに長話しませんよ。」

と、苦笑する理事長。

…現に中学１年生の頃、３時間に渡って
校則違反したために説教受けましたが。←

中学１年生の頃から悪してたからなぁ。

って、話は置いといて。

「じゃあ、話って何。」

２人しかいないからか、家にいるみたいな
錯覚に陥り、敬語がハズレがちだ。

「浅野君と、賭けをしているそうだね。」

「…どこまで情報が早いんですか。」

「君の事なら何でも知ってる。
…って、警察に電話をかけようとするな！」

ケータイを取り出した私を見て慌てる理事長。

「いや、警察ではなく救急車です。
ちょっと頭のイカれた人が
目の前にいるので…。」

「どっちも呼ぶな！！」

キャラ崩壊してまっせ、理事長ww

「…まあ、してますよ。大きな賭けを。」

「ついでに言うと、Ｅ組自体も、Ａ組と
賭けをしてるみたいだね。」

「マジでどこまで情報が早いんですか。」

「生徒の事は大体知ってる。
…って、おい。簡易盗聴器発見器取り出すな。
というか、それどこから出てきました！？」

「ポケットから。」←

「そこだけを真面目に答えなくて良いです。」

テヘペロ^_－☆

「…で、その賭けがどうかしました？」

私は簡易盗聴器発見器をポケットに
しまいながら聞いた。

「まず、浅野君との賭けの方だが…。」

次の瞬間、理事長は驚きの発言をした。

「…負けても、Ｅ組にいたいのなら、
Ｅ組にいさせてあげます。」

「……へ？」

拍子抜けし、呆けた声がもれる。

「…私は、（人２）さんが、明るくなり、
性格も良い方向に変わったのは、Ｅ組の生徒と
担任のおかげだと、素直に認めている。

だから、（人２）さんを変えてくれたのなら、
これからも（人２）さんを成長させるのは、
Ａ組ではなくＥ組だと思ってる。」

黙って聞く。

「だから、私は（人２）さんの意思を
尊重するよ。」

「…理事長、何か変なもの食べました？」

「…相変わらず失礼ですね(笑)」

と、そんな会話があり、そのあとに
Ａ組の前を通って…。

この通りだ。

私と学秀は、睨み合い続けている。

絶対に負けない。