浅野学秀の幼馴染みは３年Ｅ組！！ Part６ (ページ11)

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渚side

「これで全員？！」

吉田君が殺せんせーによって引き上げられた。

けど、僕が探している人物は何処にもいない。

何処だ…！？

「渚？どうしたの？」

僕の様子に気がついた茅野が聞いてきた。

「ねぇ、（人２）は…！？」

そしたら、茅野がハッとしたかのように、
キョロキョロと辺りを見回し始めた。

「片岡さん！！（人２）がいない！！」

茅野が片岡さんに訴えた。

そしたら、皆も、キョロキョロと
辺りを見回したり、名前を呼んだしている。

そしたら。

「…あいつなら大丈夫だ。」

イトナ君が殺せんせーに攻撃しながら答えた。

ん？

「「殺せんせー攻撃されてたの！？」」

「にゅやぁあ！？酷くないですか！？」

そ、それより。

「大丈夫ってどういうこと？！」

僕は触手がぶつかり合う音に負けないように
叫ぶように聞いた。

そしたら。

「あいつならさっき俺が助けといた。
ちゃんと地面に足着いてたし、大丈夫だ。」

…うん、なんかさ。

「「敵と味方どっちなんだよ！！
あとバナナ食いながら答えんな！！」」

その時。

ガサガサッ

僕達の後ろの茂みが動いたと思ったら。

「っあ、皆、ここにいたんだ！！
良かったー、無事で。」

と、葉っぱで切ったのか、所々
血が滲んでる。

「「お前が無事じゃないだろーが！！」」

「え、平気だよ。これ、木の棒で
切ったやつだし。ナイフじゃないから。」←

「「木の棒とかお前はどんなことしながら
来たんだよ！！」」

「「ナイフとか物騒だから！！」」

二手に分かれてハモる。←

「えー、木を伝いながら…？」

「「何で疑問系なんだよ！！」」

「まあまあ、それより見るならあっち。
押されてるね、殺せんせー。」

と、殺せんせーを指差す（人２）。

そこで、殺せんせーが攻撃されてることを
思い出し、パッと全員が殺せんせーの方を
振り返る。

「今全員私の存在忘れてましたよね！？」

殺せんせーが叫ぶ。

「「良いからさっさと避けとけよ！！」」

「…でも、押されすぎな気がする。
あの程度の水ハンデはなんとかなるんじゃ？」

と、片岡さんが無理矢理話を
変えながら言った。

そしたら。

「水だけのせいじゃねー。」

「寺坂…！！」

岩陰から片頬が赤くなってる寺坂君が
出てきた。

カルマ君の片方の手も赤かったし、
カルマ君が殴ったのかな。

それより、水だけのせいじゃないって…？