鳥束くんと声フェチの私6(夢主) ページ10
*
「……わかったっス！そういうことなら、協力するっスよ！」
「…え？」
「斉木さんのことっス！Aちゃんと斉木さんがくっつけるよう、オレも協力するっス！」
「くっつける、って……え！？
いや、いやいやいや、待って！」
「…？なんスか？」
「鳥束くん…あのね、違うの。
気持ちは、嬉しいんだけど…、私は、その…別に、付き合いたいとか、そういうんじゃなくて…」
「？？？好き、なんスよね？」
「…うん」
「一緒に居たいと思うっスよね？」
「うん…」
「手を繋ぎたい、とか、思うっスよね？」
「…う、うん…」
「じゃあ、キスも…」
「い、いいの！
その…斉木くんに、好きになってもらえるなんて、思ってないから…いいの…。
もちろん、そうなったら幸せだろうけど…今は、ただ、そばにいたいだけ、だから…」
「Aちゃん…」
鳥束くんは、小さくため息をついた。
「…わかったっスよ。
そこまで言うなら、この話は終わりにするっス。
…ただ、最後にひとつ、聞いてもいいっスか？」
こくりと私は頷く。
「…オレのこと好きじゃないなら、なんでそんな目で見てたんスか」
「そんな目、って…？」
「オレが喋ってる時、真剣に耳を傾けて、うっとりしたような目でオレのこと、見てたじゃないっスか。」
「！！」
ば、バレてたんだ…！！！
私はみるみる赤くなっていく。恥ずかしすぎる。
気をつけてたのに…表情に出てたんじゃ意味が無い。
「あの、それは…」
なんとか、誤魔化す方法はないか…
「なんスか。ここにきて誤魔化すとかナシっスよ」
…詰んだ。私は観念した。
「その……、好みなんです。声が………」
「…声、っスか？」
「はい……。透き通ってて、かっこよくて、可愛くて…聞いているだけで、心地よくなって…」
「へぇ……そんなこと、初めて言われたっスけど…悪い気はしないっスね…」
「だから、その……ごめんなさい。気をつけてたんですが…」
「……別に、いいっスよ。オレじゃなくて、斉木さんのこと好きだったのは、少し残念でしたけど…、それがきっかけで、Aちゃんと仲良くなれたっスからね」
「鳥束くん……。ありがとう。」
…鳥束くんと2人で出かけるって知った周りの友達はみんな鳥束くんと2人なんて心配だとか、やめた方がいいとか言っていたから、少し身構えていたけれど、全然、そんなことない。
鳥束くんはいい人だと、私は思った。
*
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レナ(プロフ) - イチゴいちさん» 声フェチわかっていただけて嬉しいです…！！斉木くんの声優さん、いい声ですよね！！基本的に斉Ψはいい声の声優さんが多い気がします！ (2020年2月18日 1時) (
レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
イチゴいち - 声フェチめっちゃ分かります！私は斉木の声優さんが好き。 (2020年2月17日 17時) (レス) id: ac4d768e78 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます！！今後も思いつく限り書いていきたいと思っています…！ありがとうございます！！ (2020年2月12日 21時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2020年2月12日 21時) (レス) id: 52964e3ed7 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» いつも読んで頂きありがとうございます…！！コメントも毎回本当に嬉しいです！遂に続編出てしまいました…。これからも頑張りたいと思います！ (2020年2月9日 12時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナ | 作成日時：2020年2月8日 23時
