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11-名前(夢主) ページ12
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「っうわ、ちょ、ここ狭いんだから暴れないでよ！！いくら図星だったからって…、っいた！痛い！そんなに強く叩かなくったって…
…でも、あはは、耳まで真っ赤だ。…やっぱりさっきのあれは、照れ隠し？」
「聞くな！！！！！！」
「あはは、はーい。聞かなくても分かるもんね。君、わかりやすすぎ」
「うるさい！！！！！！」
「あっはははは、ほんと………っふふ、君って、素直じゃないね。」
「す、素直じゃなくて、悪かったな…！！！」
「…ふふふ、いいよ、可愛いから。
なんか…新鮮。ぼく、ファンの子にこんな、叩かれたりされたことないよ」
「……でしょうね……！」
ていうか今、可愛いって言われた？嶺二に？
「まぁ、君はファンの子とはまた違うものね。ぼくの秘密を知って…それでいて、好きでいてくれてる。素直に、嬉しいよ。
だから…お礼に、君の名前を呼ばせて？マイガール」
「…………はひ……………」
やられた。完全に。至近距離からのアイドルスマイル。それに私が耐えられるわけもなく。
「………A、です………」
「…うん！Aちゃん。これからよろしくね」
そう言って嶺二が私の頬にキスをする。
絶対確信犯だコイツ……！！！！
そう思いながらも、遠のいていく意識。
嶺二の呼ぶ声が、遠くで聞こえる。
……本当に、勘弁してください。
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作者名：レナ | 作成日時：2020年5月1日 11時
