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21-告白(夢主) ページ22

*



「……好きだよ」

「…え?」

「君のことが、好きだ。だから、選んだんだけど。」


え………は?聞き間違い?

えっと……そうか、利用するための、嘘だよね?


「いや、あの……ですね、だから、その…本当に、好きな人が出来てから…」

「だから、君のことが好きだって言ってるでしょ。…プロポーズまでしたのに、わかってなかったの?」


…え!?やっぱりあれって、プロポーズだったの…!?


「…私のこと、利用するための嘘だと…」

「指輪まであげたのに?」

「空助さんなら、そこまでするかなって…」


はぁーーー……と、空助さんが今日3回目の溜息をつく。


「…君、本当に鈍いよね。僕があそこまで言ったのに、どうして気づかないの?」


空助さんが鬱陶しそうに長い髪をかきあげる。

うっ……ちょっとそれは、刺激が強すぎませんか……
色気がだだ漏れなんですけど……


「だ、って……前に、他の人間は猿程度にしか思えないから、私を好きになることはないって…」


私は思わず目を逸らして言う。
こんな気怠げで色気増し増しの空助さん、直視できない。


「そんな昔のこと、まだ覚えてたんだ。今はもう、そんなこと思ってないよ。
……まぁ、全く思ってないわけではないけど」

「最後!!聞こえましたよ!!
……猿は、恋愛対象には、ならないんでしょう?」

「君だけは、別だよ。…不思議なことにね。
猿だったとしても、君となら、キスもできるし、性行為だってできる。…試してもいいよ?」

「えっ!?!?!?
い、いや……いいです!!!!遠慮します!!!!」

「でも……そうしないと、信じてもらえないんでしょ?丁度そこにベッドもあるし…」


そう言って、空助さんがじりじりと私に近づく。

いや、待って、なにこの状況!?

まさかこんなことになるとは思っていなくて、思わず私は後ずさる。


「…ねぇ、」

「ご、ごめんなさい!!!!」


勢いよく扉を開け、逃げ出す。

なんで…なんで!?どうしてこんな話になったの!?
ていうか、空助さんが私を好きって……未だに、信じられない。


とりあえず私は空助さんとの待ち合わせをしたホテルに戻り、そこで一夜を過ごした。
英語を勉強していて良かったと、この時ほど思ったことはない。




*

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設定タグ:斉木楠雄のΨ難 , 斉木空助 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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レナ(プロフ) - いろはさん» 最高の作品だなんて、嬉しい…!!空助さん良いですよね…!空助の可愛さとかかっこよさを上手く表現出来ていたなら良かったです…(*´ω`*) (2020年10月14日 21時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
いろは - 空助めっちゃ好き...!可愛くてかっこよくて、最高の作品ですッッッッッ (2020年9月26日 13時) (レス) id: 783a9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - アイスあるさん» ありがとうございます!!嬉しいです!頑張りますね!! (2020年4月30日 9時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白いです!更新頑張ってください!! (2020年4月29日 16時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 玲楓(れいふう)さん» 空助さん推しだったんですね…!!期待通りのものが作れるか不安ですが、頑張りますね!!! (2020年4月15日 15時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レナ | 作成日時:2020年4月14日 5時

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