天才科学者の憂鬱

1-いきさつ(夢主) ページ2

*



私の妹が言うには、いなくなったうちのウィンドという犬を見つけてくれたお兄ちゃんはどうやらPK学園の制服を着ていたようで、特徴を聞くと明らかに同じクラスの斉木楠雄、燃堂力、海藤瞬だということがわかった。

最初は人違いかとも思ったが、変な髪型で怖い顔のアゴがすごいお兄ちゃんに、赤い包帯を手に巻いていて髪の毛が水色でツンツンのお兄ちゃん、最後に、チュッパチャプスみたいな形のヘアピンを頭に着けてて、緑色のレンズの眼鏡をかけてるピンク髪のお兄ちゃん……聞けば聞くほど間違えようがない。確実にあの3人だ。

あまり人助けをするような印象は無かったが、そう見えないだけで、実はいい人たちなのかもしれない。

とりあえずお礼を言おう。
そう思って3人に声をかけにいった。


それがきっかけで、私は3人とよく過ごすようになった。

話してみれば面白い人達だし、みんな優しい人なんだということがわかった。
妹が泣いていた時に声をかけてくれたという話にも納得した。




*

2-出会い(夢主)→←設定・注意

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す