バイトの神様 (ページ12)

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自席に座り少しすればイベントが始まり
入口でもらったパンフレットを見ながら
蓮くんたちのダンスの発表までの
順番を見ながら
まだかまだかと思いながら待っていた

すると電気がぱっと暗くなり
重低音の音楽が鳴り始め
照明が明るくなり、そこでソロで踊る蓮くん

『わあ、、、』

自然とそんな声が漏れるほど
圧倒されるほど上手とは言い表せないぐらい
本当に素晴らしい

『あ、美里さん』

その後にすぐ美里さんも合流して
2人でとてもセクシーでかっこいい
ダンスに魅了されてしまった

フィニッシュは大胆にも派手で
曲に合わせて激しいダンスを踊り
すごい技も見せてくれて
最後の最後まで素晴らしかった

『すごい、』

私は蓮くんたちに届くように精一杯拍手をした

『あっ』

私の精一杯の拍手が届いたのか
蓮くんは観客に向かってお辞儀をして
その後に私の方にやり切ったと
捉えられるような笑顔で
私に向かって手を振ってくれた

控えめに手を振りかえせば
蓮くんは満足したのか
その場を去っていった

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