バイトの神様 (ページ11)

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そしてその日がやってきた

『ここで良いのか、、？』

大きな門をくぐると、そこには大きく
第269回ダンスイベント、と書かれていた

中に入って蓮くんの姿を探すも見つからず
開演のアナウンスがなりすぐ観客席へ向かった

いろんなグループがダンスを発表していき
私は胸がわくわくしていた

そして、休憩時間になった

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休憩中お手洗いを済ませて
さっきの座席に戻ろうとすれば、見慣れた姿が前からやってきた

「あ、Aちゃん〜」

その人の正体は蓮くんだ

にこにこ笑いながら、こちらに大きく手を振り
少し小走りでやってきた

「来てくれたんやね！」

『はい、ダンスイベントとか初めてなので』

私が蓮くんの横に立ってる女の人のことを見れば
紹介するね、と言い

「この子は、俺のダンス仲間の美里」

「よろしくね、この子が蓮が言ってた可愛いバイトの子？」

『えっ？』

「ちょっとそれ言ったらあかんやん！」

蓮くんの隣にいる美里さんは
そんな変なことを言うから
蓮くんは焦ったかのように必死にいろいろ言って
私に聞こえないようにしていた

「ごめんごめん、蓮。Aちゃん仲良くしてね」

『はい、よろしくお願いします。』

とても可愛い美里さんと握手をして
もうそろそろ出番やけん、と言って
2人は会場の方に向かい
私も座席に戻った

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