ダーティーラブ《Yuta.K》

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今日は取り引き先を回るため、いつもより早く出勤。





昨日まとめた書類をさっとコピーして、





『……？』





マウスの横に誰のか分からない少し明るめの髪の毛があり、
なんだか気色悪くてパッパッと床に落とす。






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一応、確認して貰うのに多くコピーした書類を課長の机に置く。


私も同じ書類を持って取り引き先へと向かった。







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「じゃあ、宜しくお願い致します」






『こちらこそ、宜しくお願い致します』





色々な会社や工場を回って、今日は思ったよりもヘトヘトだ。
デスクワークとはまた違う疲れが私を襲う。





それでも、会社に戻らなくちゃいけない。






スタバでドライブスルーをして、定時の少し前に会社に戻った。






『廉さんお疲れ様です、コーヒーどうぞ』






最近、残業ばかりの廉に同情してデスクにコーヒーを置いてみる。






…やばい、出来る女過ぎるな私。






廉「うわ、急になんやねん、こわ。でもまぁ、ありがとう」





『相変わらず、一言多いんだよ。
…昨日、何時に帰ったの？』





廉「なんとか日付変わる前には帰れました…、






……ま、今日は久しぶりの定時で帰りますけどね」





『頑張ったじゃん、飲みに行きますかー？』






廉「行くに決まってんやろ」





廉が帰る準備をしている間、横目に見えたのは残業コースと思われる岸くん。





頭抱えて、書類と必死ににらめっこしていて、





岸くんに頑張れという意味を込めて合掌をする。





廉「あ、俺もそれ昨日やったわ笑」




『とりあえず残業の人には手を合わせがちだよね』






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安定に今日も廉の車に乗って行きつけの居酒屋へと向かう。






廉「…今日は定休日じゃないとええなー」







『………うるさい、黙れ』

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