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車内は黒を基調とする落ち着いた雰囲気で音楽も流れてない。
置いてあるのは必要最低限の物ばかりで、小物とかは飾ってないみたい。
………なんか意外だなぁ、色々置いてそうなのに。
岸「あの、聞いてもいいっすか？」
『なぁに』
岸「Aさんと永瀬さんってどういう関係なんすか？」
『ただの同期だよ』
岸「え、付き合ってるとかじゃないんすか？」
『私と廉が？……ないない笑』
何故か私と廉の関係を疑っている岸くん
チラッと私を見て目が合うとすぐに前方に目を戻した。
岸「昨日、酔ってるAさんを連れて帰ったので、
……俺、てっきりそういう関係かと、」
『なに、やめてよ 笑
……まぁ、酔ってる時はお世話になってるけどね？』
＿＿＿＿あ、そういえばこの前のこと、
『そういえば、この前の歓迎会ごめんね？
私、記憶があんまり無いんだけど廉が迷惑かけてたって言ってたから…』
岸「だっ大丈夫っすよ！！！
……まぁ、逆にご褒美的な？」
『なにそれ 笑
でも、迷惑かけてたって廉が言ってたからさ、
もし嫌な思いさせてたらごめんね』
岸「本当に大丈夫っすよ！！気にしないでください！！」
『本当？もし、何か嫌なことしてたら申し訳ないし…』
岸「っじゃあ！それは今日俺と飲みに行ってくれたってことでチャラでいいっスよ！！！」
『えぇ、そんなことでいいの？』
岸「いいですいいです！！！異論は受け付けませんっ」
信号が青になってうわっやべっと言って急いでハンドルを握り直した彼に小さくありがとうと呟いた。
慌てていた岸くんに聞こえていたか分からないけれど、彼の口元が少し緩んでいたから多分聞こえてたな…笑
ふと窓を見れば、少し小洒落たお店が目に入った。
まさかここではだろうと思っていたが、
車を降りて岸くんが向かった先は私がさっき見ていたお店だった。
『岸くんこんなお洒落なところ知ってたの？』
岸「Aさんはこういうところじゃないと来ないかなと思って、」
『岸くんからは私の事どう見えてんの笑
……私全然、居酒屋とか行くからね？』
岸「え、そうなんすか！！！なんだぁ…
まぁでも、個室で予約してあるんで今回うるさくなっても大丈夫っスよ！」
きっと彼は無意識に言ったんだろうけど、
まるでこの前の歓迎会うるさかったですと言われてるようで
あぁ、本当に迷惑かけたんだな。と申し訳なく思った。
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はる - とても面白くて一気読みしていました！続きが気になるので、宜しければパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いいたします！ (2021年6月24日 1時) (
レス) id: 8cb2e2585a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 『殻を知らない蛇は』を読んで、とても面白いなと思ったのでこちらの作品も読ませていただきました！続きが気になるのでパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします！ (2021年6月22日 21時) (レス) id: 22c18f65d8 (このIDを非表示/違反報告)
sweetlarme(プロフ) - Rieさんのお話どんどん続きが気になって一気読みしちゃいます。続きが読みたいので、良ければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2021年6月3日 23時) (レス) id: cc4072ce2b (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - パスワード教えていただきたいです！ (2021年6月2日 19時) (レス) id: 0501681899 (このIDを非表示/違反報告)
An(プロフ) - Rieさんの世界感とっても好きです。宜しければパスワード教えて頂きたいです。続きがとても気になってます、、 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 9f0db7920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rie
| 作成日時：2020年1月17日 0時
